ハーレクイン文庫
フランス名家の出で、銀行頭取のリュク・サラザン。 初恋の人でもある彼との結婚は、スターには苦しいものだった。 裕福で何不自由のない暮らしとはいえ、夫には公然と愛人が。 ある日、自分は決して愛されないのだと痛感したスターは、 耐えきれなくなり、リュクのもとを去ったのだ。 あれから1年半――貧しいながらも平穏に暮らすスターのもとに、 妻の居場所を突き止めたリュクが、怒りもあらわに現れる。 まさか……リュクは知ってしまったの? 別れたあとに私が人知れず産んだ、双子たちの存在を。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年06月01日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 秋元由紀子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年05月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93591-5
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- 書籍番号
- HQB-591 (初版R-1804)
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モニター
求めているものは同じなのに心はいつもすれ違い傷つけあう。勇気を出して気持ちを伝え、「愛し、愛されている」とお互いに感じられれば、この上なく幸せになれるのに。簡単なようだけど簡単じゃないから、素敵なドラマが生まれるのかも。読み終えた後「ああ本当によかった」と心から思える物語でした。
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モニター
この本の著者は大好きです。愛情の表現の仕方が性的な事で表現するのではなく、女性らしい感情、たとえば嫉妬だったり、せつなさだったりでうまく表現されています。胸キュンしたい方にはぴったりなストーリーだと思います。
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モニター
これぞ、リン・グレアム! なヒーロー! なぜ話を聞かない! どうしてそこで誤解する!ってじれじれしちゃいますが、そこがイイ。 ヒロインを愛するあまり、激情を抑えきれない暑苦しさは今回も健在です。ちょっと天然さんなのかなってヒロインも、ヒーローにはピッタリ! リン・グレアム好きなら納得の一冊だと思います。
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モニター
ヒーローは、両親の愛を知らずに育ったので、愛がどういうものかわからず、誤解もあり気持ちがすれ違いになっていましたが、二人の気持ちがどのように通じるようになるのか、その過程をお楽しみください。他のリン・グレアム作品同様に、最初は欲望だけと思いこんでいたヒーローがその気持ちが愛であると気がつく様子がおもしろいです。ヒーローの父親のいとこのエミリーの存在も、いい味をだしています。
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モニター
フランス名家の出で銀行頭取、おまけにハンサムなリュク。そんな彼がスターに恋人がいると思い込み双子のことも他の男との子供だと思い込んで嫉妬するのがギャップ萌えでした。自分の子供であることがわかってからの子煩悩さも。
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モニター
愛する人の妻という座から逃げても、やはりその愛を偽ることのできないヒロインの想いに、心が揺さぶられました。また、妻を心から愛しているのに、プライドから素直になれない夫の、隠し続ける気持ちの葛藤は、読んでいてもどかしいものの、その葛藤が二人の絆をより深いものにしたのだと感じました。
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。