ハーレクイン文庫
ガラスのハネムーン
叔父一家の会社の危機を救うために、泣く泣く政略結婚を選択したフィリッパは形だけの夫婦だと知りながらも、美しく冷たい彼の魅力に翻弄されて…。
フィリッパは親代わりのおじに泣きつかれて青ざめた。彼女が心血を注いで働くおじの会社が経営不振に陥り、合併交渉中の会社社長ラウールと結婚するよう懇願されたのだ。しかも、その条件を提示したラウールはプレイボーイと評判で、フィリッパをおじの会社の飾りもののように扱う不遜な男だ。彼の欲望をほのめかす視線を避け続けてきたから、きっと生真面目な私をばかにして、もてあそぶつもりに違いない。でもどれだけ嫌悪しても、彼は魔法のような魅力を放っている。激しい動揺をひた隠して、フィリッパはやむなく結婚を承諾した。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年07月01日
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- 著者
- ソフィー・ウエストン
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- 訳者
- 常藤可子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93239-6
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- 書籍番号
- HQB-239 (初版I-462)
ロンドン生まれ。五歳のときから物語を書き始める。生来の旅好きで、健康を害したおり回復を願って最初のロマンス小説を書くが、旅にはもう出られないと思っていた。だがそれは間違いだったようで、今にいたるまで大いに旅を楽しんできた。最近は都心に二匹の猫と暮らし、さくらんぼの木を植えて楽しんでいる。そして世界を旅して、物語の題材を探すことも忘れない。