ハーレクイン文庫
私の赤ちゃん……。レクシーは嗚咽をこらえて涙をぬぐった。 二十歳の彼女はハンサムでやさしいジェイクと結婚し、 子供を授かり、昨日まで幸せいっぱいだった。 ところが流産をしてしまい、その悲しみが癒えないうちに、 夫が愛人と離婚の相談をしているのを聞いてしまう。 打ちのめされて家を飛び出してから5年……。 ようやく立ち直りかけた彼女の前に、ジェイクが現れる。 記憶以上に魅力的な彼は、不敵な笑みを浮かべて告げた。 「僕の妻を取り戻しに来た」
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年05月01日
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- 著者
- ジャクリーン・バード
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- 訳者
- 三好陽子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年04月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93589-2
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- 書籍番号
- HQB-589 (初版R-1713)
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モニター
ヒーロー・ジェイクが最初は嫌いでした。仕事一徹で思いやりがない、軽薄な男に思えました。でも、読み進めていくうちに、誤解を鵜呑みにしたままでさえ、ヒロイン・レクシーを情熱的に愛していく様子が強引だけど魅力的に感じられ、粘り強く彼女への愛を証明し、頼もしく成長した彼が最高にかっこよかったです! 2人が過去の事でぶつかり合いながらも、お互いが磁石のように惹かれあう描写が印象的でした。
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モニター
別居している夫の妻への献身ぶり…。ヒロインが自分の足で生きていこうと思っているのに、夫の強引なまでの妻への思いやりが、良いな~と思いました。心優しいヒロインと妻を一途に思うヒローの愛が感じられました。
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モニター
展開が気になってしまいページをめくる手が止まらず、久しぶりに本を読んでドキドキしてしまいました。最後の最後まで気持ちがすれ違ってしまう二人・・こんな燃えるような恋をしてみたくなりました。
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モニター
最初に思ったのは、素直に“面白い”でした。想像しなかった展開が繰り出されて、一気に読んでしまいました。主人公のレクシーが若いので共感できる部分が多く、20代前半の人に特に読んで欲しいです!
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モニター
掛け違えたボタンのようにすれ違ってしまった2人。妻を取り戻そうとするジェイクの強引ながらも強い意志を感じて、ワクワクしながらあっという間に完読! ちょっと強引な男性からのアタックを楽しみたい人に是非読んでもらいたい作品です!
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モニター
ちょっとした誤解で、心から愛し合う二人が5年もの間離れ離れになってしまうとは・・。あの時もう少し話をしていたら、もう少しタイミングが違っていたらと、やきもきしました。でも、それはヒロインが誇り高く潔いからで、だからこそヒーローもそんなヒロインに魅せられているのだと思いました。つらい時期を通り抜けヒロインもビジネスの才能を開花させ、最後に誤解も解け、これからの幸せを予感させるようなエンディングに、温かい気持ちになにりました。
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モニター
お金持ちでハンサムなヒーローと、美人で無邪気なヒロイン。誰もが理想とする夫婦だったのに、愛されていると思っていた夫の子どもを流産してしまい、そこから始まった夫への不信と誤解。愛し合っているのに、お互いの気持ちのすれ違いから生じた別れ。筆者の独特な表現の仕方には、いつも引き付けられるものがあります。特に、ヒロインの心の描写や移り変わる気持ちの変化など、私だったら「どう思うかな?」と考えながら読み進んでいきます。でも、すれ違いの中にも根底には愛が感じられる部分が、何かしらホッとするものが感じられます。そんな繊細な心の移り変わりを味わってほしいと思います。
趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいについて苦情を言われ、作家の道に進んだという。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。イギリスに戻ったのちに結婚。2人の息子に恵まれ、現在も故郷のイングランド北東部に暮らす。ベストセラーリストにもたびたび登場する実力派。