ハーレクイン文庫
情熱は罪
16歳だったライザは母の再婚で義兄となったロークと嵐の船上で結ばれた。だが幸せもつかのま、脳震盪を起こしていた彼はその記憶を失ってしまう…。
カリブを襲った嵐の夜、ライザは義理の兄ロークと結ばれた。 ともにクルージングに出た船上で、激情に駆られてのことだった。 だが、直前にマストから落ちて脳震盪を起こしていたロークは、 断片的な記憶喪失に陥り、翌朝にはそのことを忘れてしまう。 義妹への潜在的な罪の意識か、以来、彼はライザに冷たくなった。 一夜の思い出に胸を焦がしても、報われることはないんだわ……。 ライザはあまりの苦痛に耐えかねて、書き置きも残さず家を出た。 あれから5年。過去を忘れ、ロンドンで自活するライザの前に、 突然ロークが現れた――昔と変わらぬ非情さを漂わせて。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年03月15日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年03月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-92958-7
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- 書籍番号
- HQSP-58 (初版R-399)
読者レビュー
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1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。