ハーレクイン文庫
絹の誘惑
突然の嵐ですべてを失い、異国の地にひとり取り残されたローヌ。砂漠の君主ラズル・ベイは彼女を強引に連れ去り、思いがけない言葉を口にした。
嵐で半壊した砂漠の屋敷に、ひとり取り残されたローヌ。おじい様は死んでしまった。異国の地にはもう頼る人もいない。呆然とするローヌの前に、謎めいた野性的な男が現れた。彼の名はラズル・ベイ――王国エル・カラの君主だという。抵抗むなしくローヌはさらわれ、彼のハーレムへと運ばれた。贅を尽くした部屋、東洋の香り、妖しく輝く宝石の数々……。いったいなぜ私をこんなところへ? 不安がるローヌに、ラズルは琥珀の瞳を冷たく光らせて告げた。君の祖父は土地を借りる代償に、無垢な孫娘を差し出したのだと。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年10月15日
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- 訳者
- 三好陽子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年10月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-92948-8
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- 書籍番号
- HQSP-48 (初版R-620)
読者レビュー
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。