ハーレクイン文庫
7年前に父親を亡くして以来、アランドラは一人で病弱な母親の世話をしてきた。最愛の母を看取ったあと、彼女は遺言と1通の手紙を見つける。両親が駆け落ちしたことは知っていたが、父方の祖父が母に宛てた手紙に込められた侮蔑を見てとった瞬間、アランドラの中の反発心がふいにかき立てられた。祖父に直接会って、この手紙を突き返そう。祖父の屋敷を訪ねた彼女を迎えたのは、マットという男だった。会うなり彼はアランドラを“金目当て”と決めつけて……。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年10月01日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 三木たか子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年09月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93545-8
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- 書籍番号
- HQB-545 (初版R-404)
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モニター
お互いを思いあっているのに口に出るのは傷つけあう言葉ばかりで、二人の関係は最後の最後までジリジリさせられます。登場人物に悪人がいないのでストレスを感じることなく読む事ができました。物質的な事でしか愛情表現ができない祖父とヒロインが少しずつ心を通わせていく過程も印象的でした。
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モニター
本当はとても心根の優しいヒロインが、ヒーローにだけは意地を張ってケンカばかりしてしまうところが良かったです。ヒーローもヒロインを悪女と勘違いしながらも惹かれ、互いの意地のぶつかり合いでの口論が面白かったです。後半はもう少しヒロインに素直になってほしかったけど、ヒーローの切ない告白で読んでるこちらも胸キュンしちゃいました。ジェシカらしい作品だったと思います。
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モニター
突如現れた孫娘のヒロインを財産目当てと思いならがら、何故か強引に長期滞在させるヒーロー。もう最初から惹かれるものがあったはずなのに、認めたくないと思いつつ、ヒロインのモテぶりに嫉妬ばかりで、大人げないヒーローです。ずっと2人はいがみあってばかりですが、端から見ると、好き同士のじゃれ合いに見えるのでしょうね。祖父には全てがお見通しのようで、ほのぼのします。
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モニター
家族を失って1人ぼっちになったヒロインは、正義感があり、鼻っ柱が強いのに、自分を良く思っていない相手には、壁を作って逆の事を印象付ける。その心の底には、本当は優しい愛が溢れてる。それを見せない気の強さや、人に頼らない頑張りは、私自身と似たところがあって、共感しながら、一気に読み終えた。ヒーローと度々ぶつかってお互い良く思ってないのを隠そうともしない。しかし、段々惹かれる気持ちを認めないいじらしさも、ちょっと可愛い。当然最後には、思いが通じて結ばれる運命・・・王道のロマンティックストーリーです。
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モニター
はじめて読む作家さんなので、どんな感じなのだろうと思い読み始めてみました。題名からきっと華やかなお屋敷での出来事だと思っていましたが、それぞれの登場人物の印象が最初と違って見えたり、色々な誤解が招く出来事があったりして、読んでいてじれったかったり、ドキドキしたりして時間が経つのも忘れて一気に読み終わりました。愛情表現の仕方も色々あって伝えることが難しいけれど、自分に素直になれれば大丈夫と思える作品でした。
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モニター
とっても勝気なヒロインが、いがみ合っているヒーローが他人を思いやる優しさに気づいてからの心情が好きです。恋してしまったことを気づかれたくない、言葉にできない想いを抱えたヒロインが切なくて、ときにもどかしくて、ついつい何度も読み返してしまう大好きな作品です。
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モニター
母親の遺言で、大富豪の祖父の元に。アランドラは冷たい態度の祖父といとこ達とマットの提案で一緒に住む事になって、言い争いながらも次第にマットに惹かれ愛していても素直になれないアランドラがとっても愛らしい話でした。
イングランド中部に、7人兄妹の6番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。