ハーレクイン文庫
最愛の弟が逮捕されたと聞いて、アシュリーは卒倒しかけた。すべては私のせいだ──弟は私に代わって復讐しようとしただけ。4年前、イタリア名門一族の銀行家ヴィートと交際していた彼女は、ある事情から彼と別れ、その後数々の不運に見舞われてきた。ヴィートにはもう二度と会うつもりなどなかった。だがいま、弟を救えるのは彼以外にいないのだ。意を決してヴィートを訪ねたアシュリーだったが、耳を疑うような取り引きを提示され、衝撃で身をこわばらせた。できないわ。後継ぎを産むためだけに結婚するだなんて!【ベスト作品コンテスト2013年下半期 第9位入賞作】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年10月01日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年09月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93542-7
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- 書籍番号
- HQB-542 (初版R-1319)
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モニター
中流家庭の厳格な家で育ったヒロインがひょんなことから上流社会のパーティーに出たときに運命のヒーローに出会ったお話。最初は絵に描いたシンデレラストーリーかと思いきや題名の通り惹かれあう二人のコミュニケーション不足のすれ違いの末、何年か経ってからまたお話が始まります。いろいろあっても二人は愛し合っていて、ヒーローもヒロインにめろめろなのでケンカしてもシリアスじゃないので楽しく読めました。傲慢ヒーローが芯の強いヒロインに間違いを正されて謝るシーンが何度があるので必見です^^ はらはらしながら最後が大団円なので読んでよかったです。
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モニター
主人公がふたりともかなり頭に血がのぼりやすくホットなため、ドラマチックです。大富豪であるヒーローにたくさん言葉で傷つけられるヒロイン。過去に彼を愛した代償を支払うことになるヒロインですが、まだ彼を愛しているから、必死に防御しようとしながらも傲慢な彼の言葉に傷つけられてしまう…。しかし、彼も彼女を得たくて必死なのですね。そんな二人があまりに熱くて濃くて、あっという間に読了しました。さすがリン・グレアム!
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モニター
自分のせいで弟ティムが逮捕される。弟を助けるために、4年前につらい別れをした相手ヴィートの会社へ向かうアシュリー。複雑に絡む2人の関係、そして家族との確執。思いがなかなか通じず、ハラハラしまくり。愛と結婚の難しさを感じました。
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モニター
リン・グレアムの作品は読みだすととまりません。一気読みしてしました。ヴィートとアシュリーは読み手の期待を裏切らない登場人物です。胸キュンしたい方にお勧めの一冊だと思います。
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モニター
誤解が原因で別れてしまった二人。ちょいちょいヒロインの過去の回想があるから、読み進める私たちの誤解は解けてすっきりしますが、ヒーローが誤解したままなのが悲しかったです。ヒロインはもう少し素直でもいいかも。
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モニター
お互いに思いあう気持ちが強いと、こんなにも気持ちの裏を読んでしまうのですね。少しだけ読もうと本をひらいたのに、夜中までかかり一気に読んでしまいました。展開が気になり、眠気もどこへやら。ヒーローが過去の誤解に苦しむシーンでは切なくて泣けました。
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。