ハーレクイン文庫
父親が多額の借金を抱えたまま亡くなり、遺されたクリスティーナは一族の土地を守るため奔走していた。そんな折、とあるパーティで6年ぶりに元恋人ルイスと再会する。かつての心優しかった恋人の面影はどこへやら、今や世界的銀行の頭取となったルイスは、まさに冷淡そのもの。あの日一方的に別れを告げた彼女を、心底憎んでいるようだ。ルイスはどこからかクリスティーナの窮状を嗅ぎつけたらしく、復讐心に燃える目で、資金を提供しようと持ちかけてきた――ただし、彼の妻となり子供を産むならば、という条件つきで。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年08月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 青海まこ
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年07月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93530-4
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- 書籍番号
- HQB-530 (初版R-2140)
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モニター
読み出しから惹きこまれる作品です。まず、冒頭のヒーローのネガティブ発言にビックリ! なぜ? なぜ?? と続きが気になります(笑)。そして、読み進めていくと、ヒロイン、ヒーローの過去だけでなく、二人を取り巻く人たちも過去に関わり合いがあって、とにかく複雑です。でもその繋がりが分かっていく過程がスリリングで、一度読み出したら止まりません。ホント、面白いです。ちなみに横やり女がいます。ただ、彼女の一人芝居なので、そういう女性が苦手な私でも嫌悪感なく読めました。
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モニター
6年ぶりに再会する二人の復讐ものです。二人を囲む人物の過去の人間関係も絡みつつ、テンポ良く展開されました。ヒーローは復讐を誓いつつも、気持ちを抑えられずに葛藤する様子など、ヒーロー視点もあるのでよく分かります。長い空白を経ても、互いに惹かれ合っている二人が、ある人物の策略なども乗り越え気持ちを確認し合うまで、息もつかせぬ展開で一気に読めました。関連作もありますが、単発でも充分に楽しめました。
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モニター
ハーレクインの作品はときめきが詰まってるという噂でぜひ、読みたいと思っていました。今回初めて読みましたが、ドキドキとハラハラで一気に読み終えました。恋人同士の深い愛情に羨ましささえも覚えました。人間関係が少し複雑でもう一回読み返したいと思います。
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モニター
人間関係が入り組んでいて、最初のうちは謎が明かされずにどうなっていくんだろう? とハラハラしながら読み進みました。すべてが明らかになるクリスティーナの告白はとても切なかったです。シリーズ物の2作目ということで、他の作品も読みたくなりました。
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モニター
彼への深い愛ゆえに六年前、別れを告げたヒロイン。そして六年の時を経て再会し、二人の情熱の炎に引きづられるように物語が進行していきます。傷つけあいながらも強い絆が二人を結びつけています。過酷な運命に翻弄されながらも挫けないヒロイン。愛とは、生きること、戦うこと、負けないことかもしれません。
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モニター
読み始めたときに、その前に読んだ本と関連があることが分かり、一気に読んでしまいました。クリスとアントンはお互いが忘れられないまま6年がたち、そしてお互いが必要になるまでの物語は、胸がきゅんとなりました。偶然にも他の兄弟のロマンスを読んだ事があったので、読み進むうちにどうして父親エンリケは息子達に結婚するよう遺言したのか? また、このお話全体の最後が今後どうするのか? 次の作者は誰なのか?今からワクワクです。今後がとても気になります。
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。