ハーレクイン文庫
ロンドンで見習い看護師をしていたフィーベは、病気の叔母の面倒をみるためサフォーク州の村へやってきた。口うるさく偏狭な叔母の世話は並大抵ではなかったが、主治医ジョージの温かな見守りと励ましのおかげもあり、なんとか最期までみとることができた。ところがその直後、フィーベに思わぬ災難が襲いかかる。叔母が財産をすべて寄付したため、家を失ってしまったのだ。呆然とするフィーベに、ジョージが突然驚くべき言葉をかけた。「ぼくらが結婚するのがいちばんいいと思うんだ」
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年07月01日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 宮地謙
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年06月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93525-0
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- 書籍番号
- HQB-525 (初版R-469)
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モニター
割り切って結婚したはずなのに、段々と彼の魅力に引き込まれていくフィーベの姿に共感しました! 愛されたいのに素直に言えない強がりなところも、わかるわかる~! と妙に納得です(笑)。お互いを思いやった夫婦の姿にも好感が持てる素敵な作品です!!
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モニター
結婚から始まる恋の物語です。静かな感じで物語は進んでいきますが、フィーベのやきもちにキュンとなり、ジョージのフィーベへの思いにキュンとなります! これぞベティ・ニールズ!古き良き時代の物語です。
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モニター
病院で看護師の実習をしていたフィーベはロンドンでの生活が嫌になり辞める決心をした矢先に他に身寄りのない叔母に呼び寄せられた。そこで叔母の主治医が彼女のことを気に入り、彼女と離れたくないので便宜的な結婚を申し込み徐々に彼女の心を開かせていくお話です。話の筋は激しくありませんが、ベティらしく読み終わった後にほっこりした気持ちになれる作品だと思います。
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モニター
財産も家も全て失ってしまったフィーベとひょんな事で出会ったジョージとの暖かく切ないお話です。ベティの作品は好きでよく読むのですが、この作品は特に出来が良くて、特に後半のリーナという人物と関わるあたりからとても面白くなっていき、少しハラハラさせられました。いろんな本を読んで一番キュンキュンできた一冊です。ぜひほかの人にも一度読んでみてほしい作品です。
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モニター
重なる不幸と試練に耐える主人公は、鋼の忍耐力の持ち主か。恋にドキドキすると言うよりは、おしんがごとく主人公の忍耐力を賞賛する作品だと思いました。
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モニター
ハーレクインらしく、到底ありえない設定からはじまり、ジョージとフィーベがなかなか本音を打ち明けず、真に結ばれないところがじれったい。コリーナが典型的な憎まれ役で、最後までやきもきさせられた。ハッピーエンドとわかっていても、ついついイライラしたりしながら、さらっと読めてしまいます。
イギリス南西部のデボン州で育つ。オランダ人の夫と14年間その故郷に住み、看護師として病院で働いた。イギリスに戻った後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かなロマンスは多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。