ハーレクイン文庫
追憶の重さ
故郷を去った理由は、身分違いの恋に落ち、身ごもった末に、裏切られたからだった。10年ぶりの帰郷で明らかになった、失われた愛の意外な真実とは?
レベッカは名家の使用人の娘として生まれ、御曹子のジェイにかわいがられて育った。女として花開いた16歳の夏、レベッカは彼に身も心も捧げた。けれども、新しい命を宿したとき、待っていたのは周囲の厳しい叱責だった。ふしだらな女と烙印を押され、ジェイに会うことも許されぬまま、彼女は身重の体で故郷を追われたのだった。10年後——レベッカのもとに、ある知らせが届く。“母危篤、連絡乞う。ジェイ”
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年05月15日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 小林町子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-92939-6
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- 書籍番号
- HQSP-39 (初版R-1314)
情熱的な作風で、読者からの絶大な支持を集める作家。本作『追憶の重さ』は、1997年に刊行された日本デビュー作。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察と、ロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。