ハーレクイン文庫
薔薇の刺
遊び慣れた大富豪のドロゴは、カリブの小島で人魚のように美しいアニスに出会った――大御所ロマンス作家が綴る、おとぎ話のようなラブストーリー。
カリブ海の美しい孤島で父と過ごす静かな日々。完全に外界から遮断され、アニスは無垢な美少女に成長した。やがて父が亡くなり、ロンドンで一人暮らしを始めた彼女は、生活のためにやむをえず、故郷の島を売る決心をする。まず最初に心に浮かんだのは、2年ほど前に島で出会ったギリシャ系の船舶王――危険なほど男性的な魅力を漂わせ、アニスの唇を奪っていったドロゴ・ウルフの姿だった。事情を聞いたドロゴの言葉に、アニスは耳を疑った。「互いにとって好都合な方法が一つある。君と僕は結婚すべきだ」
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2013年04月15日
-
- 著者
- アン・ウィール
-
- 訳者
- 須賀孝子
-
- 定価
- 550円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年04月05日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-92937-2
-
- 書籍番号
- HQSP-37 (初版R-272)
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
同じテーマから探す
ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることもあったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。