ハーレクイン文庫
償いの結婚式
一番会いたくなかった因縁の彼に再会した日から、苦労ばかりの生活が、真新しい日々に変化する。でも、始まったのは嘘だらけの生活だった。
まだ二十歳になったばかりだというのに、どうして人生のあらゆる苦しみが襲いかかってくるの? 複雑な家庭環境で育ち、母が生前、駆け落ちの末に産んだ子をかかえるクリッシーは、今日という日を生き延びることだけに必死だった。今は、裕福な家で清掃の仕事をして生計を立てている。だが、仕事先でまさかあの人に再会する日が来るなんて! 因縁の貴族、ブレイズ・ケニアンがいま、目の前にいる。人目を引くハンサムな彼は、今なお決して手の届かない人……。
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- 頁数
- 216頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年02月15日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 三好陽子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年02月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-92933-4
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- 書籍番号
- HQSP-33 (初版R-1275)
読者レビュー
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ひかり
真意の見えない不思議ヒーロー。容赦なく、単刀直入な物言いを返せば、守るべきものを守る所有欲と裏表のない言動ともいえる。だからこそヒロインに手を差し伸べたのでは? 傲慢度低く溺愛型なので本当にリングレヒーロー?と疑ったが、やはり彼は<話を聞かないリングレヒーロー(爆)。ヒロインの嘘がばれた時の容赦のなさは彼女への執着ゆえ。でも怒りを収め自分を見つめ直せる人はそうそういない。そしてやけっぱち発言のような愛の宣言もポイントUP♪
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。