ハーレクイン文庫
上司の婚約者が自分の異父妹だと気づいたローナは、驚くと同時に心が浮き立つのを抑えきれなかった。実母に捨てられた後、里親の元を転々として育った彼女にとって、父親違いとはいえ血を分けた妹は大切な“家族”だったから。ところが二人が親しくしていると知った実母は、ローナに過去を暴露されて富豪の妻の座を脅かされることを恐れ、夫の息子であるミッチに二人の仲を裂くようそそのかした。ローナは突然現れたミッチに小切手を叩きつけられ、恫喝されて、驚きと悲しみのあまり気を失い……。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年02月01日
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- 著者
- スーザン・フォックス
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- 訳者
- 飯田冊子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年01月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93497-0
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- 書籍番号
- HQB-497 (初版I-1604)
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モニター
家族を愛し、やさしい心のヒロインがすぐに好きになりました。あまりにも冷淡な母親にイライラしましたが、真実に気づきヒロインへのやさしさや愛情を示すようになるヒーローは本当に素敵でした。
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モニター
主人公の心の動きがとても繊細に描写されている、大好きな作家さんの作品です。今回ももちろん、期待にたがわない感動を呼ぶ作品でした。主人公はとってもいい人。心の優しい人だと思います。私もこんなふうになれたらいいなと思い、頑張ろう!という気持ちにさせてくれました。
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モニター
どうなるのかとハラハラしながらも、主人公の優しさがもどかしく、もっと強くなってと読み進みました。最後どういう結末になるのか、ワクワクしながら一気に読み終え「ホッ」とました。とても良かったです(*^^)v
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モニター
久しぶりに一気に読んでしまいました!! 母の差し金で母の義理の息子のミッチから5年前、手痛い仕打ちをされたローナ。久しぶりに再会したミッチの以前から感じていた危険な雰囲気と何かを探ろうとする眼差しに、ローナは異父妹のケンドラに嫌われても距離をおこうと決意するのですが……。気が付くとお互いに惹きつけられていく様子が丁寧に描かれていたと思います。素直に他人を信じる事ができなくなっていたローナが、少しずつミッチに心を開いていくところが印象的でした。なんといってもミッチがとても素敵でした!!
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モニター
ローナの優しさに、驚くとともに感動しました。そして、ミッチの提案をことごとく撥ね退けようとするローナのやり取りが、小気味いい。お金があっても、人を思いやる気持ちがなくては、人として魅力的ではないなと、考えさせる作品でした。
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モニター
ローナは自分の素性を明かせないまま、異父妹のケンドラと実母の義理の息子のミッチの二人とどんどん距離が近づいてしまいます。理性とは裏腹に、ローナはミッチに引かれていき、それでも誤解を解くことができないもどかしさに「いっそ真実を話したら」と後押ししたくなる気持ちでいっぱいになりながらと読みました。幼少時代に経験できなかった「家族」を大切にしたいローナの揺れ動く気持ちに、共感を覚えます。
揺れる乙女心を繊細な筆致で描き、長きにわたって読者の支持を集めつづけている作家。大の映画ファンで、とりわけロマンチックな映画は、執筆の構想を練るヒントにもなると語る。アイオワ州デモイン在住。