ハーレクイン文庫
キャシーはついに辞表を提出した。最愛の人、ドミニクに。この5年、キャシーは社長であるドミニクの個人秘書として、休暇も取らず献身的に尽くしてきた。だが仕事一筋で冷淡な彼は、当然キャシーになど目もくれない。行き場のない苦しい片思いをあきらめるため、キャシーはクリスマスを姉の家で静かに過ごすことにしたのだ。突然のキャシーの行動に怒りをあらわにしたドミニクだったが、一転して意外な申し出をしてきた──車で送り届けてくれると。今日はクリスマスイブ。いったいドミニクは何を企んでいるの?
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年12月01日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 竹本祐子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年11月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93486-4
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- 書籍番号
- HQB-486 (初版R-880)
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モニター
傲慢社長のヒーローと、その個人秘書とのストーリーは、ハーレクインらしいシチュエーションでした。社長を愛するがゆえに一生懸命彼の元で働いていたヒロインですが、5年間もの辛い片思いに終止符を打つ為に辞職という行動を起こします。その結果傲慢ヒーローの気持ちに変化が……。その気持ちの変化と、ヒロイン・キャシーの想いの交錯が、この作品の醍醐味だと思います。傲慢ヒーローがナイスガイに変化していく様は、読んでいてニンマリしちゃいます。
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モニター
報われぬ恋を諦め、新たな人生を歩もうと決心するキャシー。キャシーとドミニクの早いテンポの会話に引き込まれるように一気に読み進められてしまうストーリー。一触即発の強い口調の会話が多い中、時々現れるドミニクの優しい態度や言葉にホッとします。しかしなかなか心のうちを見せない彼に結末までドキドキさせられます。クリスマスを大事に過ごすイングランドの習慣に、心が温まりました。
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モニター
タイトル通りの受難続きのクリスマス。お互いに素直になれなくてすれ違いが続いていてやきもきしましたが、そのような中でもキャシーのドミニクに対する愛情の深さを感じました。ドミニクのキャシーに対する告白も良かったです。
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モニター
最後のどんでんがえしにどきどきしました。いいね。癒されました。
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モニター
ヒロインと傲慢なヒーローとの恋のお話で、ヒロインが男性を思う気持ちがよく伝わってきました。過去を乗り越えてハッピーエンドをつかむ話が大好きなので、楽しく読むことができました。男性側の気持ちが伝わりにくかったかなという気がします。
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モニター
ヒロインを姉の家に送る途中で大雪に閉じ込められてしまった、ヒーローとヒロイン。ヒロインは、ヒーローと一緒にいられるうれしさを感じつつ、普段と異なる態度のヒロインに対し、愛しさを感じたり、怒ったりと、いろいろな感情が心の中で渦巻きます。ある意味、特別なクリスマスを過ごした二人が、その後どうなるのかが、とても気になりました。
1978年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に100冊を超える。14歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めるうちに徐々に主導権が登場人物に移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。