ハーレクイン文庫
気ままな独身生活を謳歌している会社社長ライヤソンは、ある日元恋人の姉ジニーのもとを訪ね、そこで己の過ちを悟った。いままではジニーの妹のように、若くて派手で、わがままな美女とばかり関係を持ってきた。だがジニーみたいな大人の女性こそ、僕にふさわしい相手だった! ジニーは過去につらい経験があるらしく、決してライヤソンとのあいだの壁を崩そうとはしない。彼は辛抱強くジニーのペースに合わせ、デートを重ねた。そしてついに、彼女をカリブ海の小さな島へ誘ったのだが……。【愛の言葉フェア】
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- 頁数
- 240頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年11月01日
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- 著者
- ジェイン・A・クレンツ
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- 訳者
- 真田都
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年10月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93481-9
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- 書籍番号
- HQB-481 (初版T-117)
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モニター
過去の不幸な結婚生活から、なかなか真剣な恋愛に進めないヒロイン。「君とずっと一緒にいたいんだ」と言われても、すぐには結婚にふみきれませんよね。結婚は現実の生活であり、夢でも幻想でもないという彼女にも共感できます。古い伝説を持つ宝石や殺人事件もからんできて、二人が信頼し、思いやり、ゆずりあう愛で困難を乗越えていくところがとってもステキでした。
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モニター
初版は数年前のようですが、古さを感じさせないストーリー展開で読みやすく、どんどん読めました。読み終わって、自分も普通の生活とかけ離れた運命の出会いがあったらいいのにと思ってしまいました(笑)。少しサスペンスっぽいですが、さまざまな事がめぐり合うべき時にめぐり合う……とても素敵なことですね!
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モニター
一度、結婚に失敗した大人の二人なので、落ち着いた恋愛になるんだろうなぁ……もしかしたらちょっと物足りない?などと思っていたのですが、恋に臆病なヒロインが、葛藤しながらも、前に進もうとどんどん情熱的になっていくのが素敵でした。二人が本当の愛に目覚めていくというだけではなく、サスペンス的な要素もあってドキドキしたので、二度おいしいお話だと思います。終わり方も丁寧で、心温まる感じでよかったです。
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モニター
ライヤソンが、恋愛に対して臆病になっているジニーの心を少しづつ溶かすかのように優しく、なおかつ彼女のペースを乱さないようにリードしていく様子が目に浮かんでくるようでした。南国の美しい風景の描写がとても素敵な作品です。
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モニター
最初の結婚でのつらい経験から、心を閉ざす主人公ジニー。初めての出会いで愛の力は全く信じないが、結婚のよさもあると言ってのけるライヤソン。そんな二人がお互いを知るために出かけたカリブ海旅行で、運命をきめる「恋のお守り」と出会います。そのお守りを巡る事件も絡み、ストーリに引き込まれていきます。彼女の気持ちを思いやりながらも、二人の関係を進めようと一歩も引き下がらないライヤソンの男らしさに、ジニーもついに心開き、お互いを理解することができた、心温まる作品です。
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モニター
ヒロインのジニー、ヒーローのライヤソン共に、過去に離婚を経験しているので、年齢はちょっと高めです。でも、そのため、ゆっくり時間を掛けて愛を育んでいきます。恋に臆病なジニーに決断を迫る必要を感じたライヤソンは、カリブ海のバカンスを提案し、そこで今回の重要アイテム、エメラルドとダイヤモンドのブレスレッドを手に入れます。そしてジェイン・A・クレンツらしいストーリー展開になっていくのですが……。終盤は恋だけでなく、ちょっぴりサスペンスの要素も含まれており、最後までハラハラドキドキの展開でした。
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと、1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスルなど7つの作家名を使い分け、著作は140冊を超える。最近では連続30作以上がNYタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇る。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集での受賞歴もある。