ハーレクイン文庫
テキサスの牧場で家政婦をしている叔母からの電話に、マリアンは心を揺さぶられた。油田王でもある雇主が病にかかり、余命僅かな彼は回顧録を書く手伝いを必要としているというのだ。私で役に立つのなら──マリアンはすぐさまテキサスへ発った。空港で彼女を迎えたのは、長身で男らしいセクシーな男性だった。彼が叔母の雇主ウォード・ジェソップだと名乗るや、マリアンは愕然とした。こんなに若いのに不治の病だなんて……。ところがウォードはなぜかマリアンを男性不信だと決めつけて、病人とは思えぬ熱心さでいきなり誘惑をはじめた。【愛の言葉フェア】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年11月01日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 横田緑
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年10月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93477-2
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- 書籍番号
- HQB-477 (初版L-766)
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モニター
過去のトラウマから女性を信頼できない牧場主のウォードが、家政婦のリリアンのおせっかいで彼女の姪マリアンと出会い恋に落ちていくスト―リーです。ありきたりなテーマなのにまるで自分がマリアンになったような感覚にとらわれ、映画のように背景もイメージできる作品で、最後まで一気に読んでしまいました。はじめはぶっきらぼうだったウォードがマリアンの純真さに惹かれ、自分の考えを180度変えるまでは、長い道のりですが読んでいてワクワクし、最後にはとても幸せな気持ちになりました。現実にもこんな男性がいればいいのになあと思わずにはいられません。
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モニター
帯に「ダントツの悶々度!」とありますが、悶々というより、「ここまでのらりくらりとかわしたかぁ~」という感じでした。毎度のことですが、ヤキモキ感が持ち味ですから、それを充分堪能できました。
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モニター
恋愛に奥手なヒロインと、過去の恋愛で心に傷を負ったヒーローが、一歩ずつ歩み寄っていくお話です。そんな二人の恋のキューピットはヒロインの叔母。彼女がいい味を出しています。ヒロインとヒーローがすれ違いをするところではどうなるのだろうと心配になりましたが、最後の展開に満足しました。
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を送ったことが、現在の精力的な執筆活動につながっているという。米ジョージア州在住。大の親日家である。