ハーレクイン文庫
まさかまた彼に会う日が来るなんて……。看護師のダイアナは複雑な思いに心が揺れていた。コンピューター開発で莫大な富を築いた時の人チェイスが、このシルバーウッドレイク湖畔の別荘を買ったというのだ。5年前、彼女が一糸まとわぬ姿で湖を泳いでいたとき、突然ボートで現れたのがチェイスだった。酔っていた彼はダイアナを人魚だと思い込み、ボートから転落。気を失ったチェイスを救った彼女は、黙って立ち去ったのだった。本当は彼に知ってほしい。助けたのは人魚ではなく、この私だと。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年10月01日
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- 著者
- ヴィクトリア・グレン
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- 訳者
- 横田緑
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93472-7
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- 書籍番号
- HQB-472 (初版L-339)
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モニター
あらすじから、「欧米の人は基本裸族?」と思いながら読み始めたのですが、絶対だめとママに言われたら、優等生といつも言われたら、裸で泳いでやる!と思ってもしかたないなあと。でも、どこかノスタルジックな、懐かしいメロディが流れてきそうな小さな町で、初々しい二人の恋のやりとり、思わず微笑まずにはいられませんでした。特に、若くして成功した大富豪のチェイスが、ダイアナにめろめろな姿もまたほほえましかったです。何度でも手にとって見たくなるような作品でした。
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モニター
女性はいくつになってもおとぎ話のようなロマンスに憧れ、空想の世界に浸りますが、男性だってそんなロマンスを夢見るんだと知り嬉しくなりました。互いの気持ちがわからなくて何度もすれ違ってしまうのでガックリきますが、ヒーローのひたむきさが切なく、つい応援してしまいました。それと悪意のある人物が出てこないのがとても素敵でした。
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モニター
描写がすごく綺麗でした。小さな田舎町の風景、キラキラ光る湖。そして若く美しい看護師のダイアナと たくましくハンサムな大富豪のチェイスが、5年ぶりに再会するなんて、誰も思わないわよ。それはそれは綺麗な思い出だと思うから。でも再会してからどきどきだったわ。青春よ! もう一度! 私も夜の湖を裸で泳ぎたいわ。素敵なチェイスに出会えるかもね。素直に育った純粋なダイアナも、のどかな村の人々にも癒されました。
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モニター
自分の記憶の引き出しの奥に仕舞い込み長い間忘れていた、恋心やときめきを思い出させてくれるような作品。こんな素敵な男性に愛されたらと想像して胸がキュンとなりました。できれば、ラストの先に続くシーンも読みたかったですが、あとは自分の想像(あるいは創造)で楽しみたいと思います。
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モニター
再び同じ地で再会した二人。でもお互いを取り巻く環境が二人の恋心を左右して……。自然豊かな土地でのラブストーリー。こんな所で恋人と過ごしたいと思いました!
作家の家系に生まれ、その文才が称賛され賞を受けたこともある。旅行や余暇での経験を創造力の源にして作品を描くという。