ハーレクイン文庫
ジャスティンは富も地位も権力も手に入れ、人生の絶頂期にいた。だがなぜか心だけは満たされず、妙な違和感をぬぐえないのだ。サラは今ごろ、どこでどうしているだろうか? 2年前、ジャスティンは恋人のサラを冷酷に傷つけたうえ、彼の子供を身ごもったと知るや追い払ったのだった。そんなある日、ジャスティンが乗っていた車が事故を起こす。彼は一命を取りとめたが、大切なサラとの記憶をなくしていた。まるで別人に生まれ変わったように変貌したジャスティンは、運命に導かれるまま、サラが暮らす村ヘイブンへと旅立った。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年09月01日
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- 著者
- ルーシー・ゴードン
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- 訳者
- 小川孝江
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年08月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93466-6
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- 書籍番号
- HQB-466 (初版N-719)
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モニター
かつての恋人との意外な再会。そして、そこから生まれる新たな恋。映画を見ているような綺麗な風景が目に浮かぶこの作品。伏線が丁寧にひかれていて、時にスピーディな展開に飽きることなく物語に引き込まれます。残念な点は、マーガリートとサラの対決がもう少し見たかったこと。読み終え、ホッと心が温まるそんな作品でした。
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モニター
私の大好きなテーマの一つである“記憶喪失”&“シークレット・ベイビー”です。ただし“記憶喪失”なのはヒーロージャスティンですが。絶対に言えない「あなたを愛してる」「あなたの赤ちゃんなのよ」。ましてやヒロイン、サラの過去の恋人にも嫉妬しているジャスティン!! 記憶が戻らないまま、また別れようとしながらも戻ってきたジャスティンに対してのサラのなんと寛容な行動…
意地悪な元婚約者も出るし、最後の最後まで涙なくしては読めないストーリーです!! -
モニター
サラはなんて心やさしく芯の強い女性なのでしょう。とても素敵な女性ですね。そんな女性と付き合いながらその素晴らしさに,気づかないジャスティン。最初は彼女を愛する資格はない!と思いつつ読み進めました。しかし,ある悲劇的事件をきっかけに方向転換をし、人間らしくなっていく様は確かに「奇跡」。真実の愛に目覚め、さらに成長していく二人や周囲の人たちとのつながりに心温まるストーリーでした。
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モニター
1回目は次々と展開していくストーリーにドキドキしながら、2回目は主人公の男女の心情描写をうっとり味わいながら読みました。1回目を読み終えて、すぐに2回目を読んでしまいました。金持ちで冷酷なジャスティンと田舎育ちの純朴なサラ。ありがちな設定?と思いながら読み始めたのですが、妊娠、記憶喪失、恋のライバル登場・・・予想をはるかに超えたストーリー展開と巧みな人物描写は、まるで映画を観ているよう!
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モニター
この本の中には、素晴らしいロマンスが詰まっています。サラはイギリスの片田舎の村ヘイブンの雑貨店にいるシングルマザーで、可愛いベビーのニッキ―のパパは大会社の社長ジャスティン。事故で記憶をなくした彼は奇跡に導かれて、彼女の前に現れ、サラの素敵な人間性に触れ、捨てた女と知らずに恋に落ちるのだけれど。素晴らしいヘイブンの村の人たちや自然を想像しながら、一時サラになって恋を楽しめました。
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モニター
ジャスティンは2年前に傷つけて別れ彼との息子を一人で育てているサラの前に現れた。事故で2年間の記憶を失ったジャスティンには再会したサラは「
初対面」ですがもう一度彼女に恋をします。サラは彼を自宅に泊め、非情で傲慢だったジャスティンが変わっていき、村人や息子と関わり、小さな田舎の村での生活が始まります。記憶をいつ取り戻すのか、その時にどう思うのかとハラハラ。自分のことだと知らずにサラの過去の男に妬くところも面白かったです。
栄誉あるRITA賞を2度も受賞している実力派。雑誌記者としてさまざまな経験を積んだのち、1984年、ロマンス小説家へと転身した。これまでに50作以上の作品を上梓している。ヴェネツィア旅行中に地元の男性と恋に落ち、2日で婚約、結婚して30年近くになるという逸話の持ち主。英国在住。