ハーレクイン文庫
情熱は罪<連載小説第3話>
16歳だったライザは母の再婚で義兄となったロークと嵐の船上で結ばれた。だが幸せもつかのま、脳震盪を起こしていた彼はその記憶を失ってしまう・・・。
カリブを襲った嵐の夜、ライザは義理の兄ロークと結ばれた。ともにクルージングに出た船上で、激情に駆られてのことだった。だが、直前にマストから落ちて脳震盪を起こしていたロークは、断片的な記憶喪失に陥り、翌朝にはそのことを忘れてしまう。義妹への潜在的な罪の意識か、以来、彼はライザに冷たくなった。一夜の思い出に胸を焦がしても、報われることはないんだわ……。ライザはあまりの苦痛に耐えかねて、書き置きも残さず家を出た。あれから5年。過去を忘れ、ロンドンで自活するライザの前に、突然ロークが現れた――昔と変わらぬ非情さを漂わせて。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2008年10月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 649円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93185-6
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- 書籍番号
- HQB-185_3 (初版R-399)
読者レビュー
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イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。30代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。15年のあいだに100冊以上の作品を発表。発行部数は全世界で6000万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。