ハーレクイン文庫
ブリオニーのボス、社長のカーライルは仕事の鬼だ。ハンサムで魅力的なのに、いつも冷淡で厳しい態度を崩さない。だがある日、愛らしい少女がオフィスにやってきたとき、カーライルの表情がこれまで見たこともない温かいものに一変し、ブリオニーは驚くと同時に彼から目が離せなくなった。少女はカーライルの娘エマで、亡き妻の忘れ形見だった。エマがすぐにブリオニーに懐いたのを見て取ったカーライルは、娘が重病にかかっていることを告げたうえで、こう切り出した。「結婚してほしい。余命僅かなあの子の願いを叶えてやるために」【約束の6月 ジューン・ブライド特集】
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年06月01日
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- 著者
- ルーシー・ゴードン
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- 訳者
- 戸田早紀
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年05月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93449-9
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- 書籍番号
- HQB-449 (初版I-1125)
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モニター
話の最初から出てくるオズワルドがとても重要です。最後に納得できます。涙なしでは読めない話で、エマの言動がすごくかわいいです。ブリオニーとカーライルとエマの心温まる優しい話なのでぜひ読んでみてください。
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モニター
穏やかな感じでちょっと盛り上がりに欠けていましたが、たまにはこんなふうな話も気分が変わってよいです。
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モニター
ボスから突然プロポーズされたブリオニー。余命少ない娘に母親を与えてやるために。ほんの数カ月前に同じように最愛の妹を病でなくしたブリオニーは初めは断りますが、ボスの娘エマのために、そして心の奥で愛しはじめたボスのために期限付きの結婚にふみきります。そんな二人を心から愛するエマは重要な役割を果たしています。ボスとブリオニーの関係もさることながらエマの存在に心温まる思いがしました。
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モニター
主人公の境遇が少し似ているところがあり、感情移入して泣いたりしながら、一気に読んでしましました。ただ後半の展開が急すぎてもう少しゆっくり進んで欲しかったです。
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モニター
ブリオニーは秘書の仕事を始めて2カ月。仕事には慣れてきたが、どうしても慣れないのが(世界一悪い人食い鬼)みたいな社長。そんな社長の娘エマと出会い、なぜか遊園地へ同行。そして社長に打ち明けられる。「エマはもうすぐ死ぬんだ。」いつの間にか、物語に惹き込まれ、一気に読んでしまいました。ブリオニーの過去とは? エマの運命は? カーライルの心は? 素敵なお話でした。
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心の動きがとても感動的でした。久しぶりにウルっときました。
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いるか
ほとんど話したこともない社長の愛娘のために結婚できるか……というのは置いておいて、強引なストーリー展開なのに、そう感じさせないところがさすが! という感じです。エマのほんわかしたかわいらしさ、「社長」以外の表情を見て少しずつ惹かれていくヒロインの気持ち……。一気に読み進んでしまいました。
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和。
ブリオニーの優しさ、カーライルの真っ直ぐさ、エマの子どもらしさなど、登場人物が生き生きと描かれています。オズワルドと同じようにママと呼ばれたこと・・・。ブリオニー、報われましたね。温かい気持ちになれる作品です。
栄誉あるRITA賞を2度も受賞している実力派。雑誌記者としてさまざまな経験を積んだのち、1984年、ロマンス小説家へと転身した。これまでに50作以上の作品を上梓している。ヴェネツィア旅行中に地元の男性と恋に落ち、2日で婚約、結婚して30年近くになるという逸話の持ち主。英国在住。