ハーレクイン文庫
大学生エリザベスは、とある新聞記事に興味をもった。危険を顧みず、水難事故から母子を救った男性の話は、研究論文のテーマ“英雄論”にぴったりだ。さっそくその英雄ゲイブに会って詳しい話を聞くため、エリザベスは夏休みを兼ね、ケンタッキー州を訪れた。だがゲイブは、想像とはまるで違うプレイボーイ。しかも、インタビューさせてほしいと彼女が頼むと、セクシーな笑みを浮かべ、とんでもないことを言いだした。「質問1回につき、キス1回。それが条件だ」【今月の究極:読者の声フェア】
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- 頁数
- 256頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年05月01日
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- 著者
- ローリー・フォスター
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- 訳者
- 井上きこ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93445-1
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- 書籍番号
- HQB-445 (初版T-389)
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モニター
まず、アメリカ南部が舞台、というところがツボでした。ケンタッキー州の片田舎の町で、住人みんなが家族か親戚みたいに顔見知り。ヒーローのゲイブは、指をパチンと鳴らせば、何人もの女性が飛びついてくるようなハンサムでセクシーな男性です。プレイボーイではあるけれど、昔の南部紳士の古き良き精神を受け継いでいて、愛する女性のために盾となるような素敵な男性でした。ヒロインのエリザベスをホットに誘惑しているように見えますが、実はかなり早い段階でメロメロなところが可愛いです。周りの登場人物もそれぞれに魅力的で、ヒーローのお兄さんたちのロマンスを描いたスピンオフがあればいいのに、と思いました。
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モニター
幼い頃の悲しい出来事がトラウマとなっているため、頑ななまでに生真面目に生きてきたヒロインが、ヒロインのそれまでの考え方とは相容れない奔放なプレイボーイのヒーローによってトラウマから解き放たれていくところが良かったです。彼女は自分のタイプじゃないと、ヒロインにベタ惚れな自分自身の声を無視しようとしながらも、ヒロインを心配せずにはいられない、ちょっとエッチなヒーローが可愛かったです。
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モニター
兄弟の中では1番のモテ男で自信家の四男ゲイブ。そんな彼が恋に落ちたのは、自分に自信がない真面目なエリザベス。ゲイブは女性に関して百戦錬磨の強者であるはずなのに、彼女の前だと、時に欲望に振り回され、まるで恋愛初心者のようになり無性に笑える。ただし今作は、ホットなラブコメだけでは終わらず、彼女のトラウマがキーポイント! ドキドキ面白くて、やがて心にじわっとくる、著者の世界をお楽しみください。
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モニター
軽いタッチでとても読みやすい一冊です。ヒロインの気持ちを細かく描写する作品は多いのですが、この作品はヒーローの気持ちも表現されていて、ドラマや映画を見ているような軽快さでした。自分の魅力を自覚しないヒロインがどんな女性をも魅了するヒーローに誘惑されて、自信をつけて美しくなっていくようにみえる展開は、マイフェアレディ的ともいえるかも。ヒロインの変身ものが好きな私好みでした。
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モニター
タイトル通り、きまじめなヒロインとプレイボーイのヒーローが登場。プレイボーイのヒーローは実はすごくまじめな男性で、結局似たもの同士のカップルなのね! って感じで面白かったです。二人のやり取りに加え、ゲイブの家族も登場してたくさんの愛でいっぱいの本でした。
彼女の作品はニューヨークタイムズやUSA トゥデイのベストセラーリストにたびたび 登場。愛に対する確固たる信念をセクシー な作風と切れ味のいい文章で表現し、読者 の支持を得ている。高校時代からの恋人と 結婚し、3人の息子とともに米オハイオ州 に住む。小説を書くのは大好きだが、一番 大切なのは、どんなときも家族だと言う。