ハーレクイン文庫
受話器から冷たく傲慢そうな夫の声が聞こえてきたとたん、キャサリンは後悔した。なぜ電話してしまったのかしら? 夫のビートと別居して3年になるが、二人のあいだに、いまだ愛憎の炎が熱く燃えさかっている事実に彼女は愕然とした。富と容貌に恵まれたビートの周囲には常に女性の影がつきまとい、キャサリンはさんざん苦しめられた。でも、彼は息子の父親だ。息子のことで相談できるのはビートしかいないのだ。結局二人の話し合いは決裂し、キャサリンは失望するが、翌朝、彼女の家の前に興奮冷めやらぬ様子のビートが現れて……。【今月の究極:読者の声フェア】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年05月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93442-0
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- 書籍番号
- HQB-442 (初版R-1700)
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モニター
著者お得意の魅力的な傲慢ヒーローにドキドキしました。また、愛しているのにヒーローの気持ちが分からず反発してしまうヒロインの苦悩にも、とても共感できました。最後にヒーローの告白のあと、素直になったヒロインが自分の秘密を涙ながらに告白したシーンが心に残りました。とても深い大人の愛の物語です!
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モニター
全体を通して、ヒロインとヒーローの気持ちのすれ違いにやきもきさせられました。ストーリーは読んでいる人を惹きつける力があり、一気にこの世界観に入っていけるので、長編をあまり読まない方にもおすすめです。ヒーローは、傲慢なところもありますが、魅力的な男性なので、周りにこんな人がいたら……と考えずにはいられませんでした(笑)。
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モニター
恋は盲目と言いますが、まさにこの二人のこと? お互いを強く求めすぎて気持が通じ合わないもどかしさが伝わってきました。こんな物語につきもののわがままお姉さんも登場し、飽きさせずに一気に読めました。
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モニター
ハーレクインの世界は、必ずハッピーエンドが待っていると思っていても、やはりはらはらしますね。こんなにひどいことをされてどうやって修復するのだろう? と思いました。心と体は別物のようなこんな恋を、女性なら一度はしてみたいと思うのかもしれませんね。
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モニター
これまで読んだハーレクイン作品の中で1番と思えるぐらい、この先どうなるんだろうとハラハラさせられる作品でした。ハーレクインといったら最後はハッピーエンドとわかっているものの、どうやってハッピーになっていくのか、果たしてこの二人はどうなっていくのかと夢中で読んでしまいました。とても楽しめました♪
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モニター
さすがミシェル・リードの作品。今回も情熱的なお話でした。お互いのプライドが邪魔をして素直な気持ちを表すことができず空回りばかりですが、最後には誤解も解け絆も深まり素敵な結果に。読み終えた後熱い恋がしたくなりました(笑)。
1997年に『追憶の重さ』で日本デビュー を果たした。その後も30作以上の作品を発表 し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めて いる。執筆の原動力となっているのは、緻密な 人間観察、それにロマンス小説への飽くなき 愛情だという。英国マンチェスター在住。