ハーレクイン文庫
カレッジは唯一の肉親である祖母の手術費を捻出するため、職を求めて、大富豪ギデオンの屋敷を訪れた。面接の際、彼の男性的魅力に圧倒されたカレッジは、一方で奇妙な既視感にとらわれ、かすかな不安を覚えた。幸い職を得て順調にスタートしたかに見えた彼女の新生活は、ある出来事を境に激変する。カッジは突然思い出したのだ──雇い主が“初恋の人”だということを。たぶん、ギデオンは私のことなんて忘れているわよね? だが、彼は覚えていた。すべては彼の復讐計画の一部だったのだ! 【今月の究極:読者の声フェア】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年05月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 有沢瞳子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93440-6
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- 書籍番号
- HQB-440 (初版R-1344)
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モニター
今までの自分のキャリア捨て、祖母を献身的に看病しようとするヒロインは、手術代を捻出するために仕事を探し当てます。ヒロインを雇ってくれた大富豪は、無利子で手術代を貸してくれますが、そこには愛憎めぐって……。ハラハラ、ワクワクしながらも最後にはジーンとくる作品でした。ぜひ読んでみて下さい。
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モニター
カレッジと大富豪ギデオンが、過去に翻弄されながらもお互いに惹かれずにはいられないストーリーに、胸がキュンとなりました。信じたいけど信じられない二人の揺れ動く心が緻密に描かれて良かったです。
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モニター
優秀なホテル・ウーマンだったカレッジ・ビンガムと、企業グループの若きトップ、ギデオン・レイノルズ。二人の過去には意外な接点がありました。運命のいたずらで再び巡り合った二人ですが、再会に心を躍らせるカレッジに対し、周囲の悪意から生まれた誤解のせいでギデオンは彼女を恨んでいました! 誤解は解けるのでしょうか!? かなり官能的なシーンもあるので、自室で腰を据えて読むことをお薦めします!
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モニター
すごく憎いのに惹かれてしまうギデオンの様子が見ものです。復讐だと暴露してから、惹かれているのをごまかすようにひどいことをしたり言ったりする後半は、一気読み間違いなしです。愛と憎しみと悲しみが混じり合った二人のやりとりがすごく切ないです。
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モニター
臆病すぎて自分の気持ちと向き合えないヒロイン、カレッジ。そんな彼女に、あくまで誠実であろうとする彼ギデオン。それこそ憎らしいほど格好いい、いかにもペニー・ジョーダンらしいヒーローにページをめくる手が止まらなかった。
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モニター
心優しいヒロインと、昔の出来事を誤解して復讐心を持ったヒーローのお話です。中盤までゆっくりとお話が展開していくので、もしかしてこんな感じでラストまでいっちゃうの? と心配したのですが、そこはさすがペニージョーダン!! 終盤で心揺さぶられる展開が用意されていました。でも、私の好みとしては、もうちょっと早くこの展開をもってきて、誤解が解けるところに向けてのヒーローの心の揺れ動き(後悔とかヒロインへの同情とか)を丁寧に書いてもらいたかったです。追伸、ラブシーンがホットでした!
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モニター
継父の為に性的な行動を悪い事と思ってしまい、プラス仕事を奪ってしまったヒーローを忘れられないヒロイン。誤解が誤解を生んでも尚惹かれあう二人。大好きなペニージョーダンの作品です。心から追悼の意を表します。
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モニター
故ペニージョーダンの作品です。お互い惹かれあっているのに、どうしても誤解を解けない。復讐に燃えるヒーローに健気なヒロインが印象的でした。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、 10代で引っ越したチェシャーに生涯暮ら した。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に 夫からタイプライターを贈られ、執筆をスター ト。以前から大ファンだったハーレクインに 原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目 に留まり、デビューが決まったという天性の 作家だった。2011年12月、がんのため65歳 の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても 果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた 『A Secret Disgrace』が遺作となった。