ハーレクイン文庫
29年間も行方不明だった兄が生きているですって!?ウィンボロー王国第一王女のアレクサンドラは耳を疑った。誘拐された兄がアメリカにいるという、突然の密告があったのだ。アレクサンドラはさっそくアリゾナ州にある牧場へと赴くが、残念ながら兄と思しき人物は旅に出ていて不在で、いつ戻るかもわからないという。アレクサンドラは考えた。このまま退散するわけにはいかない。兄の生死を確認しなければ。そしてなぜだか……牧場主のミッチが気になってしかたないのだ。思わず彼女は言った。「しばらくここに滞在させてもらうわ」
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年04月01日
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- 著者
- スーザン・マレリー
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年03月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93439-0
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- 書籍番号
- HQB-439 (初版N-844)
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モニター
他の作品では、国に対する義務と責任から、結婚を含め自由をあきらめているのはプリンスの場合が多いですが、この作品では逆にそれはプリンセスだという設定が面白かったです。身分の違いからいけないと思いながら、どうしても惹かれてしまう葛藤が丁寧に描写されていて引き込まれました。王と妃が生真面目なヒロインを心配し、双方の両親が子どもたちを応援する姿に心が温まります。また、プリンセスの姉妹の恋とヒロインの兄の行方が気になります。
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モニター
いつも生真面目で真っすぐなヒロインのアレックス。国や国民のために女王になる覚悟でいた彼女を笑わせたり、怒らせたりと本来の自分を解放させたヒーローのミッチ。何度もお互いをあきらめようとしますが二人の情熱は止まらない!! 荒くれカウボーイがメロメロになる様子(最高!)をぜひ読んで欲しいです。
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モニター
二人の会話のずれが微笑ましかったです。プリンセスともなると恋をするのも大変なんですね。
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モニター
テンポがよくワクワクするストーリー展開です。王女様とカウボーイの身分違いの恋から目が離せません。育った環境や身分の全く違う二人が、戸惑いながらもどんどん惹かれあっていく様子がドラマティックでもあり、微笑ましくもあります。読後感もよく、二人のその後のお話があったら読んでみたいなと思いました。
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モニター
プリンセスとカウボーイの恋なんてまさにハーレクインの王道ですよね。それでも3人の妹達の長女として、王国のプリンセスとしての責任もあるのでなかなか素直になれないアレックスの苦悩と、プリンセスとの恋なんてありえないと思いながらもアレックスに惹かれていくミッチの苦悩が悩ましく、じれったい作品です4人の王女達が行方不明の兄の捜索のなかで出会う人達との絆を強くするシリーズの1話目、オープニングにふさわしい長女の物語でした。続きも読みたくなるお話です。
USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連である人気作家。ユーモアがありながら情感に満ちた作品を年に5、6冊執筆するが、それでも頭の中にあるアイデアをすべて作品にする時間がないのが悩みだと言う。南カリフォルニア在住。