ハーレクイン文庫
アリスのめざめ
ホテル王ステファンの誤解からエーゲ海の孤島に誘拐されてしまったアリス。無垢な彼女だったが次第に彼への情熱に目覚め…。V・ウィンズピアの傑作!
私の代わりに、婚約を破棄したいと彼に伝えてきて――そう妹に頼み込まれたアリスは、妹の婚約者に会うため、しかたなくひとり異国ギリシアへ赴くこととなった。だが滞在先のホテルで休んでいたところ、あろうことかスタッフに扮した謎の男に誘拐されてしまう。男の名はステファン。妹の婚約者に恨みを持つホテル王で、どうやら妹とアリスを間違え、復讐の道具にするつもりらしい。必死で人違いだと説明するも耳を貸してもらえず、アリスは彼の所有するエーゲ海の孤島へ連れていかれ……。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年04月01日
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- 訳者
- 平敦子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年03月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93438-3
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- 書籍番号
- HQB-438 (初版R-58)
読者レビュー
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モニター
エーゲ海の美しい島を舞台にしたエキゾチックな物語。主人公のアリスは現代のロマンス小説の基準からするとかなり慎ましい女性ですが、その古風さがかえって新鮮でした。命の危険にさらされたアリスを命がけで助けるヒーローもかっこいい。普段は押しが強くて傲慢な彼の助け方がさりげないので、さらにかっこいい。互いに誤解があるためなかなか愛を伝え合えない二人にやきもきしつつ、クラシカルなロマンスもいいわ~と楽しく読みました。
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モニター
わがままな妹にいつも翻弄され、傷つかないように自分を守っていたヒロイン。一方、自分に絶対の自信を持つヒーロー。すれ違いながらも惹かれあう二人に、最後までハラハラしました。
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モニター
最後までゴーマンなヒーローでした。ヒロインはよく耐えていたなぁと思います。もうちょっと思いやりがあってもよかったんじゃないかと思ってしまいます。
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モニター
初めて読む作家でしたが、登場人物が魅力的で続きが気になり一気に読んでしまいました。他の作品も読んでみたいと思いました。
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。