ハーレクイン文庫
憂いの騎士
ウェールズの辺境に立つロークレア城の女主人ジリアンは、怒りと悲しみに打ちのめされながら、父の墓を見つめていた。父の死以来、侵略者の襲撃に脅かされる毎日が続いている。愛する婚約者ラナルフも、4年前に姿を消してしまったきり。そして今日、ジリアンは父が隠していた結婚誓約書を見つけた。そこには身も心も捧げたラナルフの署名はなく、彼の冷たい拒絶の言葉だけが記されていたのだった。だが数日後に到着した王の使者の一行を見て、彼女は目を疑った。ラナルフ!いったいなぜ、見捨てた私の前に再び現れたの?
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2007年12月01日
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- 著者
- シャロン・シュルツェ
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93122-1
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- 書籍番号
- HQB-122 (初版HS-198)
読者レビュー
男の子のように育った活発で生き生きとしたヒロインが魅力的でした。ヒーローは4年も姿を見せなかった理由が今一つ煮え切らない印象を受けます。シリーズでこの作品を最初に読んだのですが、後見人のタルボット卿がとても謎の多い人物に見えました。きっと「誇り高き騎士」を読めばその謎がわかるのでしょうね。