ハーレクイン文庫
アリナーはイギリス人外交官と結婚するため、 中央アジアの砂漠の国に来ていた。 ふと隣接するパルバン王国を思い、彼女は複雑な気分になった。 4年前、パルバン王国の王子カビアンとアリナーは恋に落ち、 愛を育んだが、結局、身を裂かれるようなつらい破局を迎えた。 それなのに今、西洋風のウエディングドレスに身を包み、 アリナーは別の男性の隣で誓いの言葉を述べようとしているのだ。 ところが突然、教会に白いローブをまとったシークが現れて、 アリナーは強引に連れ去られた。なぜ、カビアンがここにいるの?
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- 頁数
- 296頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年02月01日
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- 著者
- アレキサンドラ・セラーズ
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- 訳者
- 安倍杏子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年01月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93424-6
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- 書籍番号
- HQB-424 (初版LS-120)
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モニターNo.36701
アレキサンドラ・セラーズの本は初めてよみました。これぞ王道ハーレクインだなと思いました。運命のように惹かれあう二人。結ばれたと思ったのもつかの間、信じていた人に裏切られすれ違う二人にはらはらしました。これまで読んだなかで、最悪の悪意を感じる悪役さんでした。もっととっちめてほしかったですね! アレキサンドラ・セラーズにはまること請け合いの一冊です。
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モニター
過去と現在の出来事のストーリーが同時進行で進んでいきますが、どちらにもスムーズに感情移入ができてとても読みやすかったです。誤解が重なっていて切ないし、ヒーローが頑固で一筋縄ではいかないけど、だからこそヒロインを応援しちゃいました。
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モニター
タイトルから、間違った結婚を正そうと昔の恋人がさらいにやって来るお決まりのお話だと想像していました。読み始めてヒロインのアリナーの内なる苦悩に共感し、どうしてこんなことになってしまったのかと同じように辛くなりました。カビアン王子との出会いから現在に至るまで、心の動きを丁寧に描写し、驚きの事実がアリナーを変化させていく・・・。「結婚とはなにか」を考えさせられ、そしてその答えが見つかる作品だと思います。
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モニター
たくさんのロマンス小説を読みましたが、これは切なくて、そして夫婦関係の修復のお話なので驚きました。読み始めはかなり重いと感じましたが、ヒロインが自分の弱さを認めて前に進もうとする姿に、いつしか読んでいる自分も応援していました。始めから終わりまで一気に読める小説です。
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モニター
過去と現在を上手につないでいる構成で飽きさせないストーリーでした。ヒーローとヒロインを引き裂く敵役がもう少し徹底的だったらもっと盛り上がったのになぁ~というところです。
カナダのオンタリオ州生まれ。10歳の とき『千夜一夜物語』に出合い、中東や 中央アジアの言語や独創的な建築物、興 味深い歴史に惹かれる。大学ではペルシ ャ語と宗教学を学んだ。華麗なイスラム 文化の魅力がふんだんに盛り込まれた作 品のほか、イングランド、ウェールズ、 カリブ諸島などを舞台にした物語も描く。