ハーレクイン文庫
祖父の死によって広大な領地を相続した、 レディ・エレノアことネルは頭を抱えていた。 屋敷にかかる膨大な維持費も相続税も払える見込みはない。 おまけに、遺産の恩恵にあずかれなかった義妹は恨み、 屋敷を売って、その利益を二等分しようともくろんでいた。 領地だけは絶対に守ると、死の床にある祖父と約束したのに。 そんな窮地を知り、遺言執行人ジョスが驚くべき提案をしてきた。 なんの前置きもなく、いきなりネルにプロポーズしたのだ。 彼は何を企んでいるの? 私の想いをわかろうともしないで……。【今月の究極:傲慢系ヒーロー】
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年02月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 青山遼子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年01月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93423-9
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- 書籍番号
- HQB-423 (初版R-711)
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モニター
祖父の死で、ジェスとの結婚が突然現実になったネル。相続に絡んだ、やむを得ぬ結婚は、よくあるストーリーであるが、ペニー・ジョーダンに書かせると、こんなにもお話に引き込まれるとは。本当にぐいぐいと引き込む読み応えのある話に仕上がるのだなあと思わせてくれる一冊だった。しかも常に期待を裏切らないハッピーエンディング!
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モニター
莫大な遺産と格式を備え持つ女性が、それを守るために便宜結婚…その背後にあるお互いの気持ち。様々な人の思惑が錯綜することによって、二人の思いがどんどん複雑になっていく…そんな2人をはらはらした気持ちと、最後にどうなるのかが気になり、一気に読んでしまいました。読み終えたときには、忘れかけていたときめき、もどかしいほどの甘酸っぱい気持ちを呼び起こしてくれる作品です。
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モニター
お互いに相手に心の内を見せないし、口にしないヒーローとヒロインのすれ違いに、読んでいてやきもきしながらも、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。ペニー・ジョーダンさんの作品を読むのは今回が初めてだったのですが、とても読みやすくて、別の作品も読んでみたいと思いました。そう思った矢先に、作者ご本人が亡くなられたと知り、とても残念に思います。素晴らしい作品で私たち読者の心を温めてくださった作者のご冥福を心よりお祈りいたします。
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モニター
今回初めてハーレクインの本を読ませて頂きました。この本の著者は昨年12月に亡くなってしまったそうなので、この作品を大切に読み始めました。読み始めると、気づいたら夢中でページをめくっていました。祖父の遺した領地を必死で守ろうとするエレノアと、それを阻む義妹。そしてそんなエレノアを守ろうと便宜結婚を持ちだした遺言執行人のジョス。好きだからこそ、この結婚は複雑でしょう。ついエレノアの気持ちになってドキドキしながら読んじゃいました。とてもおもしろかったです。
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モニター
約200ページなので私は一日で読めました。二人のすれ違いに惹きつけられました。最後の終わり方がとても魅力的でしたね。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に 就職するが、作家になることを決意して退 職。30代になって初めて本格的に小説を 書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様 を描いて世界中の女性たちの共感を得る、 ロマンス小説界の第一人者である。