ハーレクイン文庫
10代の頃、アシュリはカイル・ハミルトンに恋していた。 カイルはみんなが憧れる、ハンサムな御曹司。 かたやアシュリは、異性の目になど止まらぬ冴えない少女で、 もちろん初恋は実ることなく、誰にも知られず終わりを告げた。 あれから月日は流れ、大学院生になったアシュリは、 大好きな考古学の研究に携わり、遺跡発掘の旅に没頭している。 そんなある日、久しぶりに故郷に戻ったところ、 カイルが結婚すると聞かされてアシュリは言葉を失った。 しかも相手が彼女の美しき姉と知り、その心は打ち砕かれ……。 【今月の究極:記憶に残る名脇役:令嬢の執事】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年01月01日
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- 著者
- ヴィクトリア・グレン
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- 訳者
- 神津ちさと
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93421-5
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- 書籍番号
- HQB-421 (初版L-551)
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モニター
ヒーローもヒロインもヒロインの姉もみな自分の気持ちに気づき、苦悩、葛藤します。それぞれの心の動きが丁寧に描かれていてとても好感のもてる作品でした。特にヒーローとヒロインの気持ちの揺れ動きが手に取るように分かり納得のできる流れでした。脇役のヒーローとヒロインのそれぞれの父親、ヒロイン宅の執事の存在もいい。意地悪な人が出てこないのも読者としては心が落ち着きます。
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モニター
「ああ、我が家に帰ってきたんだわ」アシュリは、久しぶりに心の静けさと安らぎを得ようと思っていた。でも、姉の婚約者のカイルと再会し、心に芽生えた不思議な感覚に戸惑いをおぼえはじめた…。本物の恋を知っている人にも、知らない人にも 「恋ってこうなんだ」という感じが味わえる一冊です。
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モニター
最初から、ヒロイン、ヒーローを取り囲む面々の、恋の矢印の向きが一方方向ばかりだったので、「話はどう動いていくの??」とハラハラしました。家族愛も描かれていて、その葛藤に悩む、ヒロインの姿にも感動しました。
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モニター
再会の時から、互いに引かれながらもその気持ちを素直に認められない。その上、二人の間には様々な障害が。プレイボーイだと思い込んでいたヒーローが実は頼りになる誠実な人物だと気付くヒロイン。一方のヒーローはヒロインにメロメロ。なのにその行動はいつも裏目裏目に。最後の最後まで素直な気持ちを伝えきれない二人。最後はちょっとあっけない幕切れでした。
作家の家系に生まれ、その文才が称賛され 賞を受けたこともある。旅行や余暇での 経験を創造力の源にして作品を描くという。