ハーレクイン文庫
愛の残照
19歳の夏、キャリーはドミニクと出会い恋に落ちた。しかし、資産家の息子で
ある彼には婚約者がいると聞かされ、姿を消したのだった。あれから8年・・・。
長く病を患ったせいで、養育資格を問われたキャリーは、 最愛の一人息子を福祉事務所に取られてしまう。 途方に暮れるキャリーの脳裏に浮かんだのは、ドミニク・サベジ。 8年前、当時19歳だったキャリーが心から愛した人だ。 とはいえ、ドミニクにとっては二人の関係は遊びでしかなく、 泣きながら彼のもとを去って以来、一度も会っていない。 富と権力を持つあの人なら、この窮地を救ってくれるかも……。 藁にもすがる思いで、キャリーはドミニクのもとへ向かった。 彼には絶対に知られたくない、ある秘密を抱えながら。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年01月01日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 石川みどり
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93420-8
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- 書籍番号
- HQB-420 (初版I-778)
読者レビュー
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モニター
とにかく読んでみてください。忘れていたキュンとするほろ苦く甘い気持ちが甦ります。ドミニクは誠実で包容力のある男性で素敵です。ぜひ、ドミニクに惚れちゃってください。
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モニター
物語に引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。ヒーローの一途さと優しさにぐっときました。女性としてはうらやましい限り。でも、ヒロインは頑固で意地っぱりで、どうよ?と思ってしまった。それなりの理由はあるのでしょうが、アチラの感覚なんでしょうね。しかし、素敵な男性に追いかけられるって、憧れる。いいなぁ。
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モニター
愛する人が残した心の傷。しかし、最愛の息子を失いかけた時、その傷の深さよりもっと深い彼への愛を心の奥底に秘めて、一歩を踏み出す主人公がいじらしく、切なかった。
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モニター
最悪の状態になってしまった自分を救って欲しいと心に浮かんだのはあの人。決して口に出来ない秘密を胸にしまいこんだままの再会。主人公の痛々しいほど張り詰めた気持ちがこちらにまで伝わってきてせつなくなってきます。
フランス語と英語の教師、コンピューター・ プログラマーを経験したのち、ロマンス小 説の作家に転身。人と接するのが好きとい うだけあって、人物描写に特に優れており、 登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描 いている。豪ニューサウスウェールズ在住。