ハーレクイン文庫
19歳のクリスマス・イブに結婚式を挙げたテスは、翌年のハロウィンには離婚を選んだ。夫ニックと暮らすうちに、なぜか彼女らしさが失われ、すっかり自信喪失に陥ったのだ。友人のホームパーティで久しぶりにニックと再会したテスは、彼の誘惑に抗えず、一夜を共にしてしまう。だが翌朝、ニックのなにげない言葉に傷つけられ、テスはふたたび彼の前から立ち去ることに。3カ月後、ニックへの不信とまだ消えない熱い思いの狭間で、テスは悩んでいた。まさか、彼の子供を身ごもるなんて!
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- 頁数
- 272頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年12月01日
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- 著者
- ダラス・シュルツェ
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- 訳者
- 斉藤薫
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93415-4
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- 書籍番号
- HQB-415 (初版A-241)
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モニター
お互いに惹かれあって、こんなにぴったりの相性の恋人はいないと思ったのに…。元妻はもっとゆっくり気持ちを整理して自信をつけたい。元夫は元妻に急かさないように合わせようとするのに…まだもう一歩。でも愛する気持ちは自分の愚かなところも認めることなんだなと最後に思わせる再会のお話はいいですねー。
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モニター
出会ってすぐに結婚、そして離婚したテスとニック。5年後に再会して再び惹かれあい…。全てに完璧なニックが、もう一度テスの信頼を得るために努力する姿は、「早く素直になって!!」と、テスに叫びたくなるほどでした。離婚の原因には最後まで納得いきませんでしたが、一旦離れたからこそ二人の絆が再確認できたのでしょう。ニックの妹も素敵で、彼女がヒロインの作品があればいいのにと思いました。クリスマスにまつわる描写も素敵で、この季節に読みたくなる一冊だと思います。
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モニター
離婚から五年、くしくも再会したテスとニック。離婚にいたった原因や互いに抱き続ける感情、未来をどうのように選択するのかなど悩みは尽きないが、それぞれが混迷の糸を解きほぐし、真の愛に気づいていく物語。「愛があればよいのか、愛とは何か」を二人の心の軌跡をなぞりながら、読んでいる私も一緒に考えてしまいました。そして「本当に大切なこと」に気づく瞬間を共有でき、一緒に幸せを勝ち取ったような読後感を味わうことができました。
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モニター
クリスマス・イブに結婚式を挙げて、翌年のハロウィンに離婚したヒーローとヒロインが、5年後に再会…相手を思いやる上での間違った思い込みに翻弄され、傷つけ合い…早くハッピーエンドになって、と願いつつ、一気に読みました。今は、幸せな気分です♪
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モニター
ヒーローは我慢強く寛大で、心優しい人です。離婚の理由がわからないまま別れ、5年後に再会してもまだヒロインを愛していると気づき、相手を思いやってゆっくりと事を運ぼうとします。それに対し、ヒロインの気持ちがよくわからず、終始イライラしてしまいました。ヒロインのよくわからない気持ちに振り回されているヒーローが可哀想でした。でも最後は、とても感動的なシーンだったので、ヒーローも救われたのではないでしょうか。
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モニター
ヒロインは19歳で年上の男性と恋をし、ゆっくり考える間もなく結婚します。結婚後は、自分に自信が持てず夫の影の中で生きているという脅迫観念の中、離婚してしまいます。再会の日まで心の奥でずっと愛があったのに否定しながら生きていますが、5年後の再会からいろいろな葛藤の末、再び結ばれます。ヒロインの元夫の優しさにせつなくなり、ヒロインの心の動きにもどかしさを感じながらも幸せな結末を迎えた二人にとてもほのぼのとした幸せな気分になりました。
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モニター
結婚によって自分らしさが失われることを恐れ、1年で離婚してしまった気持ちがダブってしまい、テスの気持ちになりきって読んでしまいました。
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モニター
ニックの大きな愛でテスが少女から大人の女性になっていく様子が丁寧に描かれていて良いですね。
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モニター
結婚・離婚をして5年の時を経て再会したテスとニック。二人は急速に近づいていきます。お互い無くてはならない存在なのに小さなすれ違いや誤解で気持ちが揺れ動きます。言葉にしなくても相手の気持ちが分かることもあるのに「なんで?」とじれったく思うこともありますが、最後はとても幸せな気持ちにさせてくれるお話でした。
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モニター
過去に父親との生活から心に傷をおい、結婚へのトラウマを抱えるヒロインに対して強引に突き進んでいくヒーロー。二人の心情が細かく描かれていて、胸がキュンと痛くなるような話でした。私としてはぐいぐい最後まで強引にヒーローに突き進んで欲しい気もしましたが、ヒロインの言葉に傷ついて拗ね、逃げてしまうヒーローが子供っぽくて可愛くて微笑ましかったです。
幼少期は、バニーガールになるのと原子物理学者になるのとの相対的なメリットを熟慮して過ごした。前者はハイヒールを履いて生活しなければならないし、後者は基礎的な数学力以上のものが必要だと気づき、あらためてそれらに取って代わる職業を探してみると、自分が読書好きであることに思い至ったという。現在、夫とクロエという名の猫と一緒にカリフォルニアに暮らす。