ハーレクイン文庫
憧れていた中東の国で、まさかこんな目に遭うなんて。皮肉な気分で、ヘイリーは窓の外に広がる砂漠を眺めた。父とともに仕事でこの国を訪れたが運悪く紛争に巻き込まれ、気づけば王族の宮殿に連行されて、軟禁状態になっていたのだ。シーク・ゼインはいったい何を考えているのかしら?この途方もなく贅沢な宮殿の主はヘイリーを解放するどころか、まるで愛人のように扱い、熱い誘惑さえしかけてくる……。今夜わたしは決めなければならない──彼とベッドをともにするのか、ここを出て行くのかを。【ファンが選んだベスト作品フェア:2003年上半期ベストヒロイン・ヒーロー賞受賞】
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- 頁数
- 304頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年10月01日
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- 著者
- エリザベス・メイン
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- 訳者
- 黒木恭子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93402-4
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- 書籍番号
- HQB-402 (初版LS-160)
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モニター
ヘイリーの生き方が、今までのハーレクインの文庫にはなかなかない、強い女性でありながらもシークを惹きつける魅力を持ち、中東の国の情勢がリアルに表現されている文には読者を引き込む力があり、最高の一冊でした。今までエリザベス・メインの本を読んだことがなかったので是非違う作品も探したいです。
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モニター
本の帯にも書いてあるように、気の強いヒロインのお話でした。序盤はその気の強さが前面に出ていましたが、中盤からだんだんとおもしろくなってきて、一気に読んでしまいました。たしかにヒロインは気が強いですが、それだけではなく、行動力もあると思います。同じ女性として尊敬できると思います。物語は、時々、実在の人物が出てくるので、本当にあった話なのかと思わずにはいられませんでした。
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モニター
実は、シークものは初めてだったのですが、傲慢でたくましいシークの「愛」の深さに感動しました。また、湾岸戦争当時の実在の人物がたくさん出てくることにもびっくり。歴史の間にこんな素敵なロマンスがあったのかもと想像力をかきたてられました。
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モニター
あまり馴染みのない中東での男女の立場にヒロインは混乱し、男女平等と考えて無鉄砲に動くヒロインを、抑えきれないヒーロー。それでも互いを見て一瞬にして愛に気づいてしまうほどの情熱が、国の紛争といった過酷な中でも愛を育てていきます。紛争シーンはかなりリアルで入り込み易く、シークという設定と情熱的でハンサムなヒーローは想像通りで、今回のじゃじゃ馬的ヒロインにもハラハラし通しで大変楽しめました。
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モニター
ハーレクインは、個人の好みがあるので、読んでみなければわかりません。でもこの『シークの愛人』は情熱的な求愛を求めている読者にはうってつけの本です。男らしくまっすぐ愛を向けてくるヒーローに思わず頬が赤らみます。
アメリカの作家だが、ヨーロッパを舞台にした歴史物を多く執筆している。11歳のころから作家という職業が自分にとって天職だと信じていた。末の子が2歳になってから小説を書き始め、長年の夢を果たした。