ハーレクイン文庫
セバスチャン・フィオルキスと結婚しろですって?アリージアは冷酷な祖父の言葉に耳を疑った。私の愛する父を死に追いやったギリシア人実業家!その名を耳にすることさえつらいのに。祖父はショックを受けているアリージアを無視して、ある計画についてとうとうと語りだした。政敵への復讐の駒として働きさえすれば、報酬はたんまり支払ってやろうと言うのだ。祖父は知っているの? 私が早急に大金を必要としていると。【ファンが選んだベスト作品フェア:2006年下半期ベストヒーロー賞受賞】
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年10月01日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 和香ちか子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93401-7
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- 書籍番号
- HQB-401 (初版I-1846)
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モニター
幼いころから懸命に生きてきたアリージアに、とてつもなく嫌なおじいさんが厭らしさ全開で政略結婚を押し付けてきたときにはとても憤慨しましたが、おじいさんの思惑通りに運ばないのがとてもうれしかったです。彼女は幸せになるべきだ!と思いつつ、さすがベストヒーロー賞、伊達じゃない!とほくそえみつつ、最後に、ちょっとうらやましいぞとジェラシーまで感じてしまいました。
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モニター
アリージアは、母を助けるため、しかたなくセバスチャンと結婚することになった。二人は、世代を超えた因縁深い一族同士で、彼女も過去の出来事によって彼を憎んでもいた。最初、過去に縛られていた二人であったが、ある出来事をきっかけに、本当のお互いの姿を知ることになり理解し合っていく。それぞれの心情が読み進むうちに伝わってきて、瞬く間に読み終えていました。本当のお互いを見つけ絆を強くしていくのが大切なのだとわかってよかったです。
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モニター
ハーレクインの中の王道でしょうね。まず美しい(貧しいけれど、母親思いでしかも頭が良い)ヒロイン。彼女に段々惹かれていき、最後はメロメロになっていくヒーロー。何度も読んでしまったくらいです。
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モニター
展開がよく、一気に読み終えました。ギリシア人男性の傲慢さ、男らしさにうっとりです。漫画の方を先に読みましたが、原作は、より一層楽しめました。主人公アリージアの境遇は可哀そうですが、幸せになれてホッとしました。
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モニター
アリージアは憎み続けてきたギリシア人ゼバスチャンと結婚をせざるを得なくなった。母の治療費のために。しかし魅力的な容姿や優しさに触れ、だんだん愛情が芽生える心の動きがおもしろいです。本を読んだ後はロマンチックな気分になることまちがいなしです。
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モニター
最後まで読み終えた時、なんだか温かい幸せな気持ちになっていました。とっても深い素敵な本に出合えたと思います。
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モニター
これはギリシャ系アメリカ人から聞いたのだけど、ギリシャ人の男性は、プライドが高く、情熱的で、何よりも家族を大切にするらしいです。この物語に登場するセバスチャンも典型的なギリシャ人男性で、大金持ちでしかもハンサム!ときたら誰だって喜んで結婚したくなるでしょう。主人公アリージアはお金のために仕方なく祖父の命令でセバスチャンと結婚するのですが、本心は嫌で仕方ない。(もったいない!)だけど二人が出会ったとき感じた「運命的」な何かが、その後のストーリーを意外な方向へ導いていく。美しく聡明でありながら苦労し続けたアリージアが、セレブ生活に戸惑う姿が愛おしく、セバスチャンもまた、謎だらけの彼女に引かれていき…。読んでるうちに、「もう復讐とか、そんなのどうでもいいじゃない!」と二人を後押ししたくなってしまいました。さて、先ほど「運命」と書きましたが、S.モーガンの素敵な結末には、ついホロッとさせられました。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、二人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。