ハーレクイン文庫
母親の再婚をきっかけに義理の兄ができたバリー。彼女はその義兄ドーソンにずっと憧れを抱いていた。家族旅行の際にバリーはとうとうドーソンと結ばれ、彼の子供を身ごもるが流産してしまう。そのことをきっかけにドーソンとは距離を置いていたが、5年ぶりに彼がバリーの前に現れた。もしや秘密にしていた妊娠のことがばれたのかしら?困惑するバリーにドーソンは驚くべき提案をする。「きみに婚約者のふりをしてほしいんだ」【ファンが選んだベスト作品フェア:1997年上半期ベスト作家賞、作品賞受賞】
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2011年10月01日
-
- 著者
- ダイアナ・パーマー
-
- 訳者
- 上木さよ子
-
- 定価
- 681円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93399-7
-
- 書籍番号
- HQB-399 (初版D-700)
-
モニター
ハンサムで女性の視線を一身に集めるドーソン。そんな彼が自信なく感じるのは義妹のバリーに向き合う時。そしてまた、鮮やかなグリーンの瞳の美人、バリーもドーソンの前では平静ではいられない。愛ゆえに臆病になり心にもない言葉を投げつけるドーソンと傷つくバリー。お互いに好きなのにすれ違う。このもどかしさが何とも言えず、傷つけ、傷つく姿に、一体どこまで不器用なのかとハラハラしながら夢中になって読みました。
-
モニター
ハンサムで、億万長者である義兄ドーソンに、主人公であるバリーは小さい頃から憧れていましたが、ドーソンは再婚によって父を取られたように感じ、ずっとバリー親子を憎み続けていました。ドーソンが連れ歩く女性たちは、世慣れていて洗練されされた女性だったので、バリーもそう振る舞い、ドーソンには遊びなれた女だと思われていました。そんなある夜、ドーソンにバージンを奪われ、恐怖と屈辱を味わい、憎しみを覚え距離を置くため家をでましたが、5年経った今、バリーの目の前に現れて、偽装の婚約者になってほしいという。「氷の男」と言われているドーソンの、氷が解けていく様を、ヤキモキ、ドキドキとしながら読み進め、あっという間の一冊でした。
-
モニター
ドーソンには、誰もが惹かれずにはいられない。ハンサムで、見とれる容姿、肉体、そして、経営者でもある。でも、強引で自分勝手で暴言を吐き、近づけば傷つく心と体。あぁ、やっかいだ。バリーはこんな人を愛してしまったのね。いったいどれだけ傷ついたらいいんだろう。辛く当たられても、距離をおいても、離れられない心。そして、彼の本当の想いに触れるとき…。切なさは、自分だけのものでは、ないんだね。
-
モニター
母親の再婚で義兄になったドーソン。ずっと憧れていたドーソンと結ばれた直後に蔑まれ、距離を置いていたバリー。彼の子供を身ごもり流産した事も秘密にしていたのに…惹かれあいながらも 互いを傷つけ、素直になれない二人がもどかしく切なくなります。いつしか「氷の男」と呼ばれるようになったドーソンの、氷が溶けるとき、その時こそ互いの欲望だけでなく本当の深い愛に二人は包まれるのです。
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を送ったことが、現在の精力的な執筆活動につながっているという。米ジョージア州在住。大の親日家である。