ハーレクイン文庫
19世紀初頭のロンドン。ヨークシャーの大地主の娘クレアは、ある舞踏会で思いがけない人物と再会する。放蕩者として名高い侯爵のジャスティンだ。実は4年前、少女だったクレアはジャスティンの城に迷いこみ、ひと目見るなり彼に恋してしまった。だがそんな淡い恋心を、彼は酷い形で踏みにじったのだ。今さら初恋の人に再会したところで何も変わらないわ……。ところがクレアの予想に反して、事態は驚くべき展開をみせる。突然、ジャスティンが便宜結婚を申し込んできたのだ!【ファンが選んだベスト作品フェア:2001年上半期 ベスト作品賞受賞】
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年10月01日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 776円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93398-0
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- 書籍番号
- HQB-398 (初版HS-114)
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モニター
幼い頃に淡い恋心を抱いていたジャスティンに再会したクレアは、傷ついた過去を思い出し、ジャスティンを避けようとする。ジャスティンもクレアを傷つけた過去が忘れられずにいたが、クレアを不幸な結婚から救うために便宜上の結婚を申し出ますが、クレアに断られ…というような滑り出しですが、なかなか二人の気持ちが素直に相手に伝わらない。お互いを想う気持ちが伝わると素晴らしいカップルになれるのに…と思いながら一気に読んでしまいました。デボラ・シモンズのヒストリカル作品はいつも一気に読み終えてから、もう一度ゆっくり読んでいます。
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モニター
さすが! ファンの選んだ作品だけに、読み応えがあります。無垢な初恋、殺人疑惑、ストーカーの恐怖、失われた財宝の謎。盛り沢山で読者を引きつけます。絶対に損はないですよ。うきうきした時間が過ごせます!
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モニター
とにかく、面白かったです。さすが、デボラ・シモンズさん!!と言いたくなりました。序盤はヘタレなヒーローの一途さが愛おしく読んでましたが、物語は二転三転し、ハーレクインだからハッピーエンドだってわかってるのに、「えっ!?どーなんの? えーーー!?」とどんどん読み進めたくなりました。読み終わった後は、読み終わった事が残念に思ってしまうほど、ハマってしまいました。
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モニター
主人公二人がとても魅力的に書かれていて、最初から最後まで、一気に読んでしまいました。読み終わって、再度手に取りたいと思わせてくれる素敵な作品でした。
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モニター
4年前、淡い恋心を踏みにじった初恋の人、侯爵のジャスティンと再会したヒロインのヘレン。放蕩者として名高い彼がクレアの身を守るために便宜上の結婚の申し込みをします。傷ついた過去を持つヘレンは愛する王子様ジャスティンとの結婚を素直に受け入れられません。成長したヘレンとジャスティンが愛を取り戻していく過程をテンポよく描くのはさすが“デボラ・シモンズ”と納得! ジャスティンの過去やお城の呪いの謎と見どころも満載。この秋一番のおすすめの一冊です!
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モニター
19世紀を舞台にしたヒストリカルですが、それだけではありません。お城に妖精といったファンタジックな世界の中に、主人公に忍び寄る魔の手、サスペンスやホラー要素もあります。もちろんラブロマンスもたっぷりです。ヒロインの切ない乙女心やじれったいヒーローにやきもきしつつも、ストーリーの展開に引き込まれます。2001年の上半期ベスト作品賞受賞に納得です。まさしく「看板に偽りなし」と自信を持ってお勧めできる作品です。
日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、ヒストリカルの分野でナンバーワンの人気を誇る作家。壮絶な戦いのシーンもある中世の物語と、社交界が華やかなイギリス摂政時代の物語を描き分ける。「どの作品も個性の際立ったものに仕上がるよう心がけている」と語る。米国オハイオ州在住。