ハーレクイン文庫
望まぬ花嫁
すべては、そのキスからはじまった。エリザベスは、自らの無邪気な悪戯のせいで男爵と結婚することに…。中世イングランドで紡がれた美しい愛の物語。
まさか、こんなことになるなんて。エリザベスの罪のない嘘がスキャンダルを引き起こし、ウォーリック男爵レイナーを望まぬ結婚に縛りつけてしまった。私はただ、生まれて初めて心惹かれた人をお別れの前にもう少し知りたかっただけなのに……。国王のお膝元ウィンザーを離れてウォーリック城に迎えられ、女主人となっても、妻を見るレイナーの目は冷ややかなままだ。だが、エリザベスは意志の強いクレイバーン家の女だった。くよくよしていても始まらない。彼に心を開かせてみせるわ。
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2008年01月01日
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- 著者
- キャサリン・アーチャー
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- 訳者
- 永幡みちこ
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93128-3
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- 書籍番号
- HQB-128
読者レビュー
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もかたろう
エリザベスの強すぎる気持ちに困惑するレイナー。思いの強さから失敗や誤解が生まれてハラハラしますが、それでも前向きに頑張るエリザベスのキャラクターは、読んでいて元気を分けてもらえます。誤解まみれのレイナーが、庇護対象となるウィロウに対する愛情から、エリザベスの気持ちと人柄に改めて向かい合う過程にドキドキしっぱなしでした。ウィロウの秘密を巡るドラマもストーリーとしてとても魅力的で面白かったです。
キャサリンは長い間、自分のために物語を書いて楽しんでいた。あるとき、幸運にもそれらの作品が出版されることになり、これからは自分のためだけでなく、読者を楽しませるために書こうと決意したという。夫のステファン、3人の子供とともにオレゴン州トラウトデールに暮らす。