ハーレクイン文庫
フリスは巨大企業の御曹司であるレオンと出会ってすぐ結婚した。若くて自信がなかったフリスにとっては、彼が世界のすべてだった。だが、彼は違った。復讐のためにフリスを利用しただけだったのだ。それを悟ったとき、彼女は短い結婚生活に別れをつげ、家を出た。深く傷ついたフリスは不幸な結婚を忘れようと懸命に働き、4年後、ついにメーカーの販売部門を任されるまでになった。しかし突然、フリスの勤める会社は経営不振に陥ってしまう。ある晩、社長から合併先の代表を紹介され、フリスは凍りついた。目の前に、冷たい目をしたかつての夫が立っていた!
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年08月01日
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- 著者
- ダイアナ・ハミルトン
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- 訳者
- 三好陽子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年07月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93391-1
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- 書籍番号
- HQB-391 (初版R-1089)
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モニター
結婚早々に第三者達によって二人は引き離されてしまった。4年後レオンは行動を起こし、フリスとの新しい関係を築こうとする。二人で話し合い過去の誤解を解けて良かったと思います。タイトルは『静かに愛して』ですけど、内容は嫉妬や誤解で全然静かでは無いような気がします。
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モニター
ヒーローに対して完全に不信感を持ったヒロインのきつい台詞が、小気味いいです。ヒーローの静かな情熱がヒロインには全く伝わっていない、もどかしい感じがよかったです。誤解はあっても根本に愛があるとわかる作品です。ヒーローがヒロインの心を取り戻すために、ちょっと策を練るあたりが可愛く思えました。
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モニター
若いフリスとレオンの結婚についてきたのは二人の意地悪な魔女。当時のフリスには闘うすべがなかった。4年間で成長したフリスが今度立ち向かうのはレオン。お互い愛してるはずなのに、行動が裏目に出てしまうレオン。途中レオンの言葉に涙しました。なかなかうまくいかない二人にもやもやしてしまいましたが、最後はハッピーエンド。愛を確かめ合った二人は今度は二人で魔女に立ち向かいます。
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モニター
真の目的は何なのか、どういう結末を迎えるのか、読んでいてドキドキしました。気の強い態度をとるフリスに不安になりつつも、孤立無援でも自分を奮い立たせて頑張る姿は同じ女性として応援したくなりました。願わくばもっとエピローグを読みたかったです!
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モニター
彼女の作品はどれも大好きです。これぞロマンスの王道!! ヒロインは18歳の幼妻。ヒーローは29歳の実年齢の割には大人の青年。そこへ姑が絡んでくる話。どこの国のロマンスにもある展開。そこをダイアナはロマンスらしく美しくも情熱あふれる展開に仕上げています。ラストの告白のシーンは本当に胸がキューん賭します。もっともっと彼女の作品を読みたかったのに残念です。
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モニター
周りの悪意がヒロインとヒーローの間の誤解を生み、増幅させ、そのせいで二人が離れていく。こういう設定は最近のハーレクインには少なく感じます。今のヒロインは立ち向かっていくタイプが多いですね。だからこそ、この作品のヒロインが目新しく映りました。誤解が解けて、お互いが成長し、また新たに愛を築きあげて行く姿は読み応えがあります。成長したヒロインに驚きながら見届けるヒーローもさぞ楽しみだろうと思います。昔からのファンには懐かしく、新しいフアンには新鮮に思える作品です。
イギリスの作家。ロマンチストで、一目で恋に落ち結ばれた夫との間に三人の子供をもうけた。就寝前の子供たちにベッドで読み聞かせるために物語を書きはじめる。ロマンス小説家としてのデビューは一九八七年、その後数多くの名作を世に送る。二〇〇九年五月、ファンや作家仲間に惜しまれつつ亡くなった。