ハーレクイン文庫
教師のジェイニー・ドゥ・ワールは勤め先の小学校から帰宅し、いつものように真っ先に愛する我が子を抱え上げた。そのまま居間に移った彼女が目にしたのは意外な男性の姿だった。腕の中の赤ん坊によく似た、つややかな赤毛と青磁色の瞳。葬り去ったはずの苦々しい思い出が、まざまざとよみがえる……。あれはジェイニーがカレッジを卒業したばかりのバカンス。太陽の降りそそぐナタールの海岸でひと目で恋に落ち、めくるめく夜を過ごした相手──ルドルフだった。私をもてあそび、残酷に裏切った男がなぜ今ここに?
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2011年08月01日
-
- 著者
- イヴォンヌ・ウィタル
-
- 訳者
- 瀬戸ふゆ子
-
- 定価
- 681円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年07月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93390-4
-
- 書籍番号
- HQB-390 (初版I-20)
-
モニター
この作家の作品は初めて読みましたが、もともと気になっていた作家で、南アフリカを舞台にした作風は新鮮でした。南の島とも違う独特な雰囲気が漂い、それが魅力となっているのでしょう。さて本来ならば結ばれているはずの二人…全ては「誤解」なのです。とにかくツッコミどころ満載で「え?」と思うところがいっぱいです。つまり私自身も登場人物たちを誤解しちゃっていたのかなと反省しました。まさに読んでいて、頑張れ! ヒロインと思うはずです。
-
モニター
題名どおり、お互い誤解で身動きがとれなくなっていますが、ヒロインは、けなげです。幸せになってほしいと最後まで願っていました。ヒーローは、出会ったタイミングが悪すぎたようですが、本来は強引でかっこいい。かっこよさがどんどん出てきて、いい感じです。誤解が解けたら、二人は幸せになるのでしょうか?! ぜひお読みください。
-
モニター
愛し合いながらも、誤解からお互い素直になれず、気持ちを通じ合わせることできない二人の話を、じれったい思いで読みました。ヒロインもヒーローも魅力的でした。肖像画の謎にも興味を惹かれ、最後まで一気に読み終えました。
-
モニター
初読の作家です。休憩中に読み出したのですが、続きが気になり、仕事がおろそかになってしまうほど引きこまれました。もちろんその日に読破です。ジェイニーとルドルフの気持ちのすれ違いがもどかしかったです。ルドルフの家族の、ジェイニーを受け入れ、包み込むような思いやりに胸が温かくなりました。もう少しラブ度が高い作品が好みなのですが、この作家の他作品も読んでみたいと思う一冊です。
-
モニター
ある日ジェイニーが帰宅すると、そこには数年前に悲痛な想いで断ち切ったはずの、愛する息子の父親がジェイニーを待ち受けていました。息子のためにと結婚を決意するジェイニーでしたが、夫ルドルフの幼馴染がとことん邪魔してきます。幼馴染の存在が二人の気持ちが通じ合うのを阻みますが、結局幼馴染の画策は失敗し、長い間すれ違っていた二人は互いに愛し合っていることを確認します。ルドルフの妹や母親、脇役の存在がとても頼もしかったです! 妹が主役のお話も読みたいです。
-
モニター
これぞまさにハーレクイン作品という感じで楽しんで読みました。ヒロインとヒーローが愛し合っていながらもなかなかお互いの心がわからないところに、読んでいてじりじりしながらも、先が気になってあっという間に読んでしまいました。ヒーローの誤解を招くような行動に少しいらいらしましたが、ヒロインを全身で愛しているという様子にホロっときました。ただの一目ぼれと思えない二人のつながりにもぐっときました。
南アフリカ生まれ。南アフリカの各地を舞台に、もつれる愛の物語を数多く描く。