ハーレクイン文庫
学校を出て以来、病気の母の世話をしているローラは、20歳の女性らしい、華やかで楽しい生活とは無縁だった。そんなある日、めずらしく知人につき添って外出したとき、道で出会ったハンサムな男性にいきなり唇を奪われる。無礼さに怒りつつも、生まれて初めて情熱をかきたてられ、ローラは思わずはしたない気持ちを抱いた自分を責めた。もう彼に会うことはないから、このことは忘れてしまおう。ところが、父が勤める会社のパーティーで彼女は愕然とする――まさか先日のあの不埒な男が、社長のランドールだったなんて! 【今月の究極:語り継がれる名作】
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年07月01日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 林真澄
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93384-3
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- 書籍番号
- HQB-384 (初版R-107)
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モニター
イケメンのヒーローがヒロインに恋をしているのに、ヒロインの反応が怖くて告げられない…。もどかしくて一気に読みました。とても面白かったです。
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モニター
華やかな世界とは無縁の家族思いの主人公が出会った、別世界の住人で大人の彼。子供の頃からひかれている人と、出会ったばかりの人との間で心揺れるローラ。そんなローラに思いがけない事件が起きて、運命の歯車が大きく動き出す。流石、大御所シャーロット・ラムの作品、いっきに読み進むことができました。
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モニター
今から約30年前の作品で、かなり言葉遣いが古典的です。二人の年の差がかなりあり、もちろんヒロインが幼いのは当然なのですが、歳の差の割にヒーローも子供っぽさ全開です。タイトル通りあらゆるベクトルで嫉妬し合っていて、その方向性が異なる所がストーリーの要なのでしょう。作中、ヒーローとヒロインの幼馴染、二人の素敵な男性が登場するのですが、好みが分かれると思います。私は傲慢でもヒーロー派です。執着ともいえる位ですが、これくらい徹底的に愛されてみたいですね。
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モニター
母の看病に追われ、世間を知らない20歳の美しいヒロイン。その彼女にハンサムな大人の男性が、道でいきなりキスしてきます。それ以来ヒーローはハンターのように追いかけ、追い詰めていきます。最初のキスから嫉妬と怒りにまかせた「血の味のする」キスまで、何度も唇を重ねられて、そのたびに激しく燃え上がり、ヒロインは混乱しつつも…。年上ヒーローのほとばしるような情熱的な想いと、幼馴染の抑制された想いの対比が印象的でした。
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モニター
これまであまり恋愛経験のない私には、ちょっと刺激が強い話でした(笑) でも、主人公のローラの豊かな感情や想いに引き込まれたし、ランドールの、草食男子と呼ばれるような人たちが持っていない強引さを備えた情熱はすごいものだな、と感じました。今、情熱的な恋愛がしたいと思っている方や、御曹司との恋愛にあこがれている方に、ぜひお勧めしたいと思いました。
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モニター
人生経験は豊富。社会的地位も財産もすべて持っているランドールが、半分ほどの年齢のローラに恋をします。彼女のことに関しては自制心も冷静さも失ってしまうヒーローは、時に子供じみた行いをし、危険な賭けにでます。横柄で独占欲の強いヒーローが好きなので、もっと強い口調でもいいかなと思う場面があったのが残念でした。
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モニター
社会に出ないで、病気の母の世話をしているローラ。皆が温かく見守りたくなる存在です。そんな生活を、突然現れたハンサムなランドールに破られてしまいます。読み進むうちに、激しい情熱に目覚めて行くローラと本当の気持ちを押し隠してふるまうランドールの恋心に魅了されました。
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モニター
ヒーロー、ヒロイン共にタイトル通り嫉妬ばかりしています。心の中ではお互いを求めつつ、なかなか素直に愛を伝えあえない二人がもどかしかった。ヒロインの幼馴染トムも素敵なので彼がその後幸せになれたのかが気になります。
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モニター
「嫉妬」という直球の題名に少し引きましたが、主人公の2人がそれぞれ抱く嫉妬の気持ちは、自分にも共感できました。お互いが結婚の理由を「お金のため」「体が目当て」と思い込み、素直になれず、気持ちと裏腹な態度をとってしまう2人。とうとう思いをぶつけ合う場面で、それまでのヤキモキもスッキリしました!地味な暮らしから一変、お金持ちでやきもち焼きのヒーローに一途に愛されるヒロインがうらやましい~
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モニター
とても面白かったです! ハーレクインの王道といえる話で、すぐに気持ちが引き込まれました。美しいヒロインと、魅力的なヒーロー。出会い方も運命的で、ワクワクしながら読み終えました。この本が好みじゃない女性は、いないと思います!
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モニター
ローラにとってランドールとの出会いはとても衝撃的なものです。余裕のあるようなランドールの行動とそれに振り回されるローラ。やがてそんなランドールに惹かれていくのですが……。情熱的な「嫉妬」が魅力的で、物語をドラマティックにしてくれます。
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、100作以上の作品を著す。2000年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った。