ハーレクイン文庫
ラング・ホールディング社が社長秘書をさがしていると聞き、元幼稚園教諭のジュリアは心のなかで快哉を叫んだ。苦労して勉強を重ねてきたのは、この瞬間のためだったのだ。面接の当日、緊張の面持ちでオフィスに通された彼女は、社長のマーカス・ラングが予想外に若くて魅力的なことに驚いた。だが態度はとても冷徹で、ときに退屈な表情さえ浮かべる。どうやら、早くも嫌われてしまったみたい……。くじけそうになりながらも、ジュリアは懸命に自分を売り込んだ。3年前、妹を絶望の淵に突き落とした彼の弟への雪辱を胸に。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年06月01日
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- 著者
- キャサリン・ジョージ
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年05月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93378-2
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- 書籍番号
- HQB-378 (初版I-652)
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モニター
とても感動しました、心が癒されてわくわくする作品ですね。
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モニター
あらすじから冷酷で傲慢な「俺様ヒーロー」を想像しましたが、全く違いました。ヒーロー視点の記述はありませんが、態度やセリフはどう見ても、ヒロインに夢中な「メロメロヒーロー」。初めは冷静で落ち着いた印象のヒーローも、徐々にヒロインに積極的な態度を示していきます。ヒロインも芯のしっかりした心優しい女性。そんなヒロインがなぜ「敵意」を抱くようになったのか。物語の展開にどんどん引きこまれました。
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モニター
キャサリン・ジョージの作品は、ヒロインがものすごく頑張っている人なので、思わず応援したくなります。ヒーローもそつなくかっこいいのが魅力的です。
最後まで、ドキドキはらはらさせてくれるところもいいところです。是非お試しを!
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モニター
ワイルドなお話でも何でもないけれど、こんな恋愛、したいなと思います。最後までハラハラ、ドキドキして、友達の恋話きくような気持ちで読めました!
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モニター
まずタイトルが珍しい。とても興味を惹かれた。そして読み始めると、なかなか明かされない謎に引かれ、どんどん読み進めてしまった。途中で明かされる真実は衝撃的。自分が抱える事情から、自分の気持ちに素直になれないヒロインにやきもきした。ヒロインの気持ちを優先しつつも、アプローチを続けるヒーローには好感がもてたし、脇役がとても素敵だった。二人が愛しあった翌朝の様子は、多くの人が似たような気持ちを経験したことがあるのでは? 二人を身近に感じることができ、微笑ましかった。あたたかい気持ちになれる素敵な作品でした。
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モニター
ジュリアは死んだ妹の雪辱を晴らすためにラング・ホールディング社に入社した。社長のマーカスは自分の希望通りの秘書に接するうちに彼女に恋をする。一方、復讐する相手であるマーカスの弟の真実の姿にショックを受けた彼女は……。犠牲的精神を持つ彼女の強さにとても惹かれ、幸せになって欲しいと思いながら読みました。
ウェールズ生まれ。早くから熱心な読書家で、その情熱はやがて書くことへと向いた。エンジニアと結婚し、9年間ブラジルに暮らす。その後、息子と娘の教育のためにイギリスに戻り、夫に勧められて小説を書きはじめる。処女作でデビューを果たし、その後はとんとん拍子に作品が出版されて人気を博し、現在に至っている。