ハーレクイン文庫
禁じられた追憶
シングルマザーの会計士エリザベスは10年前、激しい恋に落ちて子供を宿したがそれを知ったのは別れたあとだった。その相手リックが今度は依頼人として現れ…。
施設育ちながら、努力の末に大学の奨学金を得たエリザベス。将来を夢見て意気揚々とロンドンへやってきた彼女は、旅行中のイタリア系アメリカ人、リカルドと衝撃的な恋におちる。だが彼に婚約者がいるとわかったとき、恋ははかなく散った。彼女が予期せぬ妊娠に気づいたのは、彼が去ったあとだった……。それから10年、一児の母、そして会計士になった彼女は新しい顧客である大物弁護士と対面し、卒倒しそうになった。忘れもしない貴族的な顔つきに、アメリカ人らしい話し方。まさか息子の存在を知って、奪いにやってきたの?
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年05月01日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 斉藤薫
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年04月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93371-3
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- 書籍番号
- HQB-371 (初版I-1077)
読者レビュー
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モニター
ヒロインのひたむきな言動に胸がキュンとします。それと同時に心温まる母と子の絆と、構築されていく父と子の関係にホッとします。
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モニター
過去に衝撃的な恋におちたヒーローに手ひどく裏切られたせいで、心に壁を作り、愛しているのにもかかわらず、ヒーローに対して素直になり、心を許すことの出来ないヒロインの葛藤や切なさ、心情が細かく綴られていて話に入りやすかったです。願望としては、ヒーローの亡き妻の母親にはもっと悪役ぶりを発揮して欲しかったです。
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モニター
珍しく、強引なヒーローに負けないくらい強い意志を持ったヒロインでした。予期せぬ妊娠がヒロインを強くしたんでしょうね。二人のやり取りが刺激的で、意地悪な義母も出てきて、ぐいぐいと読み進んでしまいます。最後までヒロインは、ヒーローや周りの環境に流されることなく意志を貫いたので、読んでいて胸がスカッとしました。やはりヒーローに振り回される女性よりも、このヒロインのような、しっかりした大人の女性のほうが魅力的です。
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モニター
新規顧客が10年前の・・・。この時点で、どうなるんだろう。と目が離せず、尚かつ10年前の真相が見えてくるタイミングが絶妙。他の作品も読んでみたくなりました。
ウエストロンドン生まれ。これまでに写真家から看護師まで、あらゆる仕事を経験してきたが、ロマンス作家が最高の職業と語る。情熱的でテンポのよい作品を好み、医師である夫をモデルに物語を書くこともあるという。