ハーレクイン文庫
公爵の憂鬱
病床の母を安心させたいボニーに、放蕩公爵リチャードが結婚を申し出た。彼の真意もわからないまま新婚生活が始まるが…。リージェンシーの名作!
ボニーにとって、美しさはなんの得にもならなかった。夜会に出れば、貴族の男たちがこぞってダンスを申し込んでくる。好きでもない男性からの賛美など、重荷でしかないのに!ボニーは両親が築いたような、愛にあふれた家庭が欲しかった。けれど、父が亡くなり母も不治の病に倒れた今、生きていくために、すぐに夫を見つけなければならない。そんなとき、放蕩者と名高いラドクリフ公爵が彼女に求婚した。噂に反して思慮深そうな公爵にボニーの胸はときめくが、彼も他の男性と同様、興味があるのは彼女の美貌だと知って……。
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年02月01日
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- 著者
- シェリル・ボレン
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93350-8
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- 書籍番号
- HQB-350 (初版HS-97)
読者レビュー
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私はボニーとエミリーに好感が持てました。お互いが想いあっているのにお互い勘違いして疑い合う、という場面が何百頁にも描いてあってとても読みやすくて良かったと思います。最後はハッピーエンドで安心しました。
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シシィ
ハーレクイン初心者の私。この本は記念すべき第1冊です。ボニーの美しさと控えめな態度に好感が持てました。わずかな誤解から、公爵がボニーに抱いた愛情が愛憎へと変化していくのが、読んでいてつらかったけれど、最終的に誤解も解け、ハッピーエンドで終わるストーリーにとっても満足です。何度、読んでも素晴らしいストーリーです。お薦めですよ。
英語教師、新聞記者、アンティークのディーラーなどの職業を経て、1998年『公爵の憂鬱』で作家デビュー。数々の新人賞を受賞した。執筆活動と同時に、二人の子供のためPTA活動に積極的に参加するなど、良き母としての一面も持つ。20歳で結婚した夫と週末はテキサスの海岸部で過ごし、機会があれば英国旅行に出かけるという。