ハーレクイン文庫
村はずれの家でつましく暮らすエリーは、ある雪の夜、怪我をして記憶を失った男を助けた。いずれ去っていくと知りながらも彼に惹かれてしまい……。(A・グレイシー『雪のプロローグ』)家族をなくし、素性を隠して家庭教師をしているセーラは思わぬ来客に怯えた。それは6年前、彼女を冷たく捨てた恋人だった。(M・ジャレット『サファイアの魔法』)独身主義の令嬢ベスは家族からの結婚の圧力をかわすため、幼なじみのジャックに求婚者のふりを頼む。ジャックが本当に彼女を妻にするつもりとも知らずに。(L・ストーン『クリスマスは伯爵と』)英国摂政期、愛の奇跡に彩られたクリスマス短編集!
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年12月01日
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- 定価
- 776円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93338-6
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- 書籍番号
- HQB-338
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モニター
クリスマスシーズンにぴったりな、3つの素敵なヒストリカルが楽しめる贅沢な一冊でした。中でも一番のお気に入りはアン・グレイシーの「雪のプロローグ」です♪不幸な境遇のヒロイン親子なのですが、ヒロインの一人娘が純真で可愛らしく、ヒーローと娘のやりとりがひときわ楽しくて、一気に読んでしまいました。ヒロインとのラブストーリーも良かったのですが、なにより娘とヒーローのセリフひとつひとつが微笑ましくて、読後感が最高に良かったです♪おばあちゃま(ヒーローのお母さま)も素敵でした♪
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モニター
リージェンシー時代、女性の自由が制限されていた時代に、自分の自立を手にしたいと努力するヒロインに対して、クリスマスの雰囲気を使ってヒーローが、上手に夢を叶えてあげるのが素敵です。クリスマスは、夢が実現するのに一番ふさわしい季節だと感じさせてくれました。
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モニター
三編とも大好きなヒストリカルで、読み進むにつれロマンスのわくわく感が増していきます。私のお気に入りは「サファイアの魔法」です。ふたりの素敵なキューピッドとなる脇役の愛らしい少女が物語を盛り上げます。ヒロインの信じ続ける誠実な心が勇気を与えてくれました。クリスマスの奇跡を十分に堪能できました。
オーストラリア生まれ。幼いころから物語が好きで、自分で作っては動物に聞かせていたという。教職を経て作家になった。
これまでに40作以上を発表し、ゴールデン・リーフ賞受賞やRITA賞のファイナリストに選ばれるなど、数多くの実績を持つ。