ハーレクイン文庫
愛の足かせ
放蕩者として知られる男爵が、美しく成長した幼なじみに求婚した。それは“愛なき結婚”のはずだったが、純真無垢で知的な彼女に次第に惹かれていく。
放蕩のかぎりをつくし、独身を謳歌していたフィリップだったが、34歳にもなったからにはそろそろ身を固めなければならない。家柄や分別、その純真さや美しさ、あらゆる面から考えても継母の姪であるアントニアは最適な相手だった。彼女は病弱な母親の看病のため社交界デビューの機会を逃し、独身で24歳を迎えた今、結婚相手を探しているはずだ。フィリップは、彼女に考えさせる間も与えず婚約を承諾させた。だが、やがてアントニアが妻にふさわしい社交術を身につけ、男たちの注目を集めだすと、彼は冷静沈着でいられなくなり……。
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年10月01日
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- 著者
- ステファニー・ローレンス
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- 訳者
- 鈴木たえ子
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93326-3
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- 書籍番号
- HQB-326 (初版HS-247)
セイロン(現スリランカ)生まれ。5歳のとき、一家でオーストラリアのメルボルンに移り住む。大学では生化学を専攻して博士号を取得、その後、夫とともにロンドンに渡り、4年を過ごしたのち、帰国。研究活動に従事しつつ、十代のころから愛読していた歴史ロマンス小説を書き始める。現在ではアメリカでも人気が沸騰し、ベストセラーリストの常連となっている。