ハーレクイン文庫
消えた乙女
13年振りに再会した放蕩者の子爵に、心惹かれるわけにはいかない。レディとしての評判が地に落ちても、果たさねばならない使命があるから。
名家の生まれながら話し相手として働くサラは、亡き兄に隠し子がおり、自分の助けを求めていることを知る。姪がいるはずの館は、毎夜堕落した宴が開かれることで悪名高い。足を踏み入れれば、私の評判は地に落ちてしまうだろう。それでも姪を救わなければ! サラは内密に館に赴くことにする。だが噂は瞬く間に広まり、大切な幼なじみのレンショー卿でさえ、軽蔑もあらわにサラを侮辱した──彼女の純潔まで疑って。淡い恋心を打ち砕かれ、サラは頬を涙に濡らして館へと旅立った。やがて、レンショー卿と苦い再会を果たすとは夢にも思わずに。
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2008年11月01日
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- 著者
- ニコラ・コーニック
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- 訳者
- 鈴木たえ子
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- 定価
- 776円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93188-7
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- 書籍番号
- HQB-188 (初版HS-195)
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英国はヨークシャー生まれ。詩人である祖父の影響を受け、幼いころから歴史小説を読みふけり、ロンドン大学でも歴史を専攻した。その知識をヒストリカル小説の執筆に存分に生かし、英国摂政期の華麗なロマンスで人気を博している。