ハーレクイン文庫
家庭教師の職を得たジェーナは、中央バラカット公国の君主、プリンス・オマールの幼い娘たちに英語を教えることになった。オマールは妻を亡くして以来、二度と結婚はしないと宣言し、なぜか自らの兄弟とさえも縁を断ったという孤独で頑なな人物だ。前任教師がだれも長続きしなかったのは、そのためなのかしら?はたして不安は的中した。教育方針の違いで意見が対立し、オマールのあまりに尊大な考えに反発して、彼女は辞意を伝える。すると彼は平然としたまま、だが危険なほど瞳を光らせて言った。辞めさせたりはしない、1年間の契約を結んだのだから、と。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年06月01日
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- 著者
- アレキサンドラ・セラーズ
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- 訳者
- 那珂ゆかり
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93307-2
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- 書籍番号
- HQB-307 (初版D-840)
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モニター
ヒロインの衝動的な行動からすべてが好転した・・・。そんな行動をとっていいの?とハラハラしてしまう場面もありましたが、終わり良ければすべて良し、ですね。孤高の王であるヒーローが、可愛い娘たちとの絆を取り戻していくところが良かったです。異母兄弟達のロマンスや盗賊ジャラルとの決着はどうなるのか気になるところです。続編も早く読みたいです。
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モニター
二人の王女の家庭教師として中東の宮殿に赴いたスチュアート王家に続く家系の子爵令嬢と、過去の悲劇に囚われた孤独なプリンスとのロマンス。子爵令嬢でありながら堅実で現代的な考え方のヒロインと王女達の教育について衝突するヒーロー。愛を信じられないヒーローがヒロインとの関わりの中で恋人として、父親としての愛に目覚めていく様子がよく描かれている。ほのぼのとした素敵な作品である。
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モニター
実は以前にコミックで読んだことのある作品でした。コミックでも好きな作品で、ハーレクイン初心者な私としては、シークといえばこのシリーズでしょ(笑)と思うくらい、印象深い作品でしたので、原作が読めてとてもうれしかったです。原作はコミックと同じところ、それから違うところ・・・とまた違った魅力がありました。ヒーローの「孤独」な寂しさは原作のほうがよりグッときます。他のシリーズとの関連も出てくるので、他もぜひ読んでみたくなりました。
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モニター
自分の周りに壁を作り内にこもっていたヒーローが、時に無鉄砲になりがちながらヒーローの娘たちのために一生懸命なヒロインに感化され、だんだんと心を開いていく様子が良かったです。二人の娘たちも交えていろいろなことを一緒に行っている様子は微笑ましく、緊迫する場面もありながらあっという間に読み終えました。続く兄弟の話も楽しみです。
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モニター
プリンス・オマールの抑え気味な態度、幼い娘二人の事などでロマンス的に少し物足りない感じもしましたが、舞台が砂漠なので違ったドキドキ感は味わえるかもしれません。兄弟の話もあるようでそちらの方も気になります。
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モニター
孤独なヒーローの心を癒したのは愛情豊かな家庭教師のヒロイン。娘や兄弟がいるのに愛することができず、あまりにも孤独すぎるヒーローが切ないです。ヒロインの暴走から家族を愛することができるようになったヒーロー。二人の愛の絆を感じることができた素敵な作品です。
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モニター
家庭教師のヒロインの登場で、孤独だったヒーローの心は癒されます。家族との絆を取り戻し、人を愛することができるようになったヒーロー。ヒロインの暴走がちょっと面白かったですが、全体的には切なさを感じる素敵な作品でした。
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モニター
幾万もの砂の中から見つけた、1粒の愛する人。砂漠ロマンスの中でも、いつもとは一味違った物語です。まるで映画のシーンを見ているように、自分も主人公になった気持ちになりました。この本を読んだ後に、砂漠のある国に行ってみたい!!そして、愛する人を見つけたい!と思いました。
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モニター
孤独で傲慢なヒーローに対し、正面からぶつかっていくヒロイン。最初から惹かれあっているのがわかるだけにちょっぴりイライラさせられました。二人の娘達の場面には思わず笑ってしまいました。シークのお話はやっぱり素敵です。
カナダのオンタリオ州生まれ。10歳のとき『千夜一夜物語』に出合い、中東や中央アジアの言語や独創的な建築物、興味深い歴史に惹かれる。大学ではペルシャ語と宗教学を学んだ。華麗なイスラム文化の魅力がふんだんに盛り込まれた作品のほか、イングランド、ウェールズ、カリブ諸島などを舞台にした物語も描く。