ハーレクイン文庫
あるときキャロラインは富くじで豪華海外旅行を当て、異国情緒あふれる魅惑の国、西バラカットにやってきた。案内役として現れたカイファルに導かれながら時をすごすうち、知性と気品に満ちたその男性の虜になっていった。生まれて初めて抱く愛に戸惑うキャロラインだったが、彼から誘惑されると、抗うすべもなく身も心も捧げてしまう。しかし、次に目を覚ましたとき、思わぬ事態が待ち受けていた。周囲に王子と呼ばれるカイファルに、こう告げられたのだ――ここは宮殿のハレムの一室で、あなたは私の人質なのだ、と。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年05月01日
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- 著者
- アレキサンドラ・セラーズ
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- 訳者
- 山野紗織
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-93301-0
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- 書籍番号
- HQB-301 (初版D-834)
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モニター
初めて読んだ作家でしたが素敵なお話でした。ハーレクイン文庫の王道なので、この作家を読んだことが無い皆様にも安心して読んでいただけると思います。本筋とはまったく関係ないのですが、途中で老女が謡うアラビアの詩に思わず涙が・・・今回は、王子様が3人出てきて、そのうちの1人のお話ですが、残り2人のお話も是非読んでみたい!(王子様は詰めが甘々ですが・・・)
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モニター
ヒロインのように、富くじに当たって、砂漠の国への旅行に行けたら、なんて素敵なことでしょうか。一人旅のロインが、ガイドの男性に心を引かれるのもわかります。ヒロイン・キャロラインの恋はどうなるの? どきどきしながら読みました。
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モニター
情熱的な恋の物語を読んで、砂漠の国に行きたくなりました。富くじで、旅行が当たるなんてラッキーと思ったら、こんなに、はらはらどきどきするなんて思わなかったです。本当の幸せを探すヒロインと一緒にやきもちしちゃいました。
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モニター
富くじで海外旅行を当て西バラカットにやってきたキャロライン。そこで出迎えてくれた観光ガイドのカイファル。キャロラインが、カイファルに日に日に心を惹かれていく姿に読んでいてドキドキです。とっても素敵なシンデレラストーリですよ。
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モニター
まるでおとぎ話のようなプロローグで始まり、現代版アラビアンナイトのような、エキゾチックで豪華な世界に連れていかれます。エメラルドの印章「シャクールの宝石印」が大切な役割を担っています。黒髪に浅黒い肌のヒーローがとにかくセクシー。ヒロインのキャロラインは親に言われるまま愛のない婚約をしてしまいましたが、異国で初めて熱い感情に目覚め、自分の生き方を問い直します。異国でのドキドキ感がたまりませんでした!
カナダのオンタリオ州生まれ。10歳のとき『千夜一夜物語』に出会い、中東や中央アジアの言語や独創的な建築物、興味深い歴史に惹かれる。大学ではペルシャ語と宗教学を学んだ。華麗なイスラム文化の魅力がふんだんに盛り込まれた作品のほか、イングランド、ウェールズ、カリブ諸島などを舞台にした物語も描く。