ハーレクイン文庫
魅せられた伯爵
目も眩むほどハンサムな男性アレクサンダーの高級車と衝突しそうになったモリー。彼は有名な伯爵だったが、その横柄さに反感を抱いたモリーは突然キスをされて——?
華やかな世界を夢見て、イングランド郊外へやってきたモリーの初仕事は、地元の老婦人に料理の取材をすること。がっかりしながらも約束の場所へ急いで車を走らせていると、高級車に衝突しそうになってしまう。車から降りてきたのは、目も眩むほどハンサムで裕福そうな男性だった。「僕はアレクサンダー・ヴィリヤーズ・セント・オテル伯爵だ」上司から聞いた“地域一帯から敬われる崇高な伯爵”とは、彼のことだったのね。それにしては、すごく態度が横柄だわ——おまけに、出会ったばかりのわたしにキスをするなんて!
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2025年04月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 760円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-72652-0
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- 書籍番号
- HQB-1277 (初版R-1492)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。