ハーレクイン文庫
脅迫
18歳の夏、恋人に裏切られたサマーは年上の魅力的な男性チェイスに弄ばれて、心に傷を負う。5年後、
突然現れたチェイスは彼女に脅迫まがいに結婚を迫り…。
サマーは凍りついた。あれはチェイス・ロリマーではないか。二人の出会いは、5年前の夏の日までさかのぼる。恋人の浮気現場を目撃し、心が傷つけられたサマーに、チェイスは大人の魅力を漂わせ、近づいてきたのだ。若く未熟なサマーはわけもわからず、彼の掌中で弄ばれ――ひどい男性不信に陥った彼女は、そのせいで未だ純潔だった。望まぬ再会を果たしたサマーを見つめ、彼は冷笑して告げた。「僕と結婚するんだ。さもなければ例の写真を……」なぜいまごろになって? 思い出したくもない古傷がまた疼く。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2024年12月15日
-
- 著者
- ペニー・ジョーダン
-
- 訳者
- 大沢晶
-
- 定価
- 600円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-71921-8
-
- 書籍番号
- HQSP-442 (初版R-532)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。