ハーレクイン文庫
ひとりぼっちの妻
キャロラインは孤独だった。12歳年上の富豪の夫ジェイムズが子を望まず、寝室も別になってしまった。知人男性の誘いを受けても、夫を深く愛していると気づいて苦しい…。
キャロラインは富豪ジェイムズに一目惚れして結婚したが、気づけば、夫が留守がちな家でいつもひとりぼっち。子供を望まない彼と妊娠をめぐって喧嘩になり、今は寝室も別。なんとか話し合って解決しようと夫の職場を訪れたのに、同僚女性を胸に抱く夫の後ろ姿を見て、動揺するばかりだった。ある日、昔の知人男性とばったり会って思い出話に花が咲き、キャロラインは久しぶりに声をあげて笑った。でも、また会わないかという誘いに、少しも心は揺れなかった。目の前の魅惑の男性が霞むほど、まだ夫に恋い焦がれている――。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2024年11月01日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 760円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-71583-8
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- 書籍番号
- HQB-1257 (初版I-2283)
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、100作以上の作品を著す。2000年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った。